[ ICT ]
(2019/8/3 10:30)
【シリコンバレー=時事】米アップルは2日、同社の音声アシスタント「シリ」と利用者の会話の精度向上のために行っている録音の分析を、一時停止していることを明らかにした。今後、ソフトウエアの更新の際に利用者が内容分析の可否を選べるようにするという。
英紙ガーディアンは先週、アップルが録音した会話の一部を外部業者に委託して分析していると報道。利用者が気付かないうちにシリが録音した会話を、業者が聞くこともあるとしてプライバシー上の懸念を指摘していた。アップルは声明で「再点検を行っている間、全世界でいったん停止する」と説明した。
グーグルやアマゾン・ドット・コムも音声アシスタントの録音内容を分析しているとされる。グーグルは取材に対し、委託先でオランダ語の音声データが流出したため、分析を一時停止していると回答した。
(2019/8/3 10:30)