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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/8/8 13:30)
米運輸省道路交通安全局(NHTSA)がテスラの運転支援システム「オートパイロット」の公式調査を準備している可能性があることが、新たに公表された文書で示唆されていると、元NHTSA当局者が指摘した。
法の透明性向上を求める非営利団体「プレーンサイト」が6日公表したNHTSAとテスラのやりとりによると、NHTSAは2018年4月以来少なくとも5回、テスラ車の衝突事故に関する情報提出を命じた。プレーンサイトはこの文書を情報公開法に基づき入手した。
また、NHTSAはテスラに対し、セダン「モデル3」の自動緊急ブレーキシステムの従属部品に対する内部テストの結果や、16年半ば以降のオートパイロット搭載車・非搭載車の販売データを提出するよう要請した。
NHTSAの欠陥調査室(ODI)の元室長であるフランク・ボリス氏はこの文書を閲覧後、「NHTSAがオートパイロットの性能に懸念を抱いていることを示していると思う」と指摘。情報提出命令はNHTSAが「公式調査の裏付けとなる情報を収集している」ことを意味している可能性があると述べた。
NHTSAはテスラに対する欠陥の調査を実施しておらず、開始しない可能性もある。同局は開始するかどうかについて直接コメントを控えた。テスラは電子メールで「当社は定期的にNHTSAと情報を共有するとともに、顧客のプライバシーを保護する必要性とのバランスを取っている」とコメントした。(ブルームバーグ)
(2019/8/8 13:30)