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[ 科学技術・大学 ]
(2019/8/11 06:00)
東京大と国立天文台などの国際研究チームは、南米チリにあるアルマ望遠鏡による観測で、110億年以上前の宇宙で星を活発に形成していた巨大銀河を39個発見した。現在の巨大楕円(だえん)銀河の昔の姿とみられ、成果は宇宙や銀河の形成過程解明につながると期待される。論文は8日、英科学誌ネイチャー電子版に掲載された。
東大の河野孝太郎教授と東大・国立天文台の王涛特任研究員らのチームは、ハッブル宇宙望遠鏡の近赤外線による撮影では写っていないが、中間赤外線を使うスピッツァー宇宙望遠鏡で写っていた63個の天体を選び出し、アルマ望遠鏡の「サブミリ波」と呼ばれる波長で詳しく観測した。
(2019/8/11 06:00)