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[ エレクトロニクス ]
(2019/8/16 05:00)
米アップル「iPhone(アイフォーン)」組み立ての最大の受託業者である台湾の鴻海精密工業が13日発表した4-6月(第2四半期)連結決算は、利益がアナリストの予想を上回った。中国の通信機器メーカー、華為技術(ファーウェイ)からの追加受注が貢献した。
鴻海の4-6月の純利益は171億台湾ドル(約585億円)と2.5%減少したものの、アナリスト予想平均(163億台湾ドル)を上回った。同社から提供された月間のデータをブルームバーグが集計したところでは、4-6月の売上高は1兆1600億台湾ドル。
2018年にスマホ需要が減少に転じる状況で、鴻海は成長をけん引する新たな収益源を思うように見いだせていない。ただ、ファーウェイと米国企業との取引を事実上禁止する米政府の規制に伴い、同社とのビジネスを敬遠したライバルの米フレックスから、香港上場の鴻海子会社FIHモバイルが4-6月に受注を奪った可能性が高い。FIHのコスト削減も業績を支えた。(ブルームバーグ)
(2019/8/16 05:00)