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[ 商社・流通・サービス ]
(2019/8/20 10:30)
【ソウル=ロイター時事】韓国の「モノ言う株主」ファンドで、大韓航空の親会社の株式保有比率を2位まで高めたKCGIは、競合相手であるアシアナ航空の株式を取得し、同社の経営権を掌握することに関心を示している。KCGIの姜成富最高経営責任者(CEO)が、電話でロイター通信に語った。
アシアナ航空は、筆頭株主の錦湖産業が売却方針を表明している。KCGIはアシアナ株31.05%の取得を目指し、国内外の企業とコンソーシアム(企業連合)形成に向けて交渉を進めているという。
姜氏は競争抑制と債務削減に向けて国内のフルサービスキャリアの再編統合が必要だと強調し、「韓国の航空業界全体が危機にある」との認識を表明した。
アシアナ航空は9月3日に最初の入札、10月に拘束力のある入札を受け付ける。売却主幹事はクレディ・スイス。
(2019/8/20 10:30)