(2019/9/3 18:00)
「よそ者ならではの視点」を生かし、浜通りを経済で活性化
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岩本社長が手にする避難誘導板は電気を使わず発光
コドモエナジーは、環境商材の研究開発および製造販売を手がける企業。２００４年（平１６）に東京都で設立し、０７年（平１９）に本社機能を大阪市に移転した。
同社の岩本泰典社長は、父親と共にユニットバスの施工工事に携わってきたことがきっかけとなり、２４歳で起業。リフォーム産業に従事してきたが、環境に対する機運の高まりを背景に、同社の主力製品となる蓄光商材「ルナウェア」の開発に成功した。
同製品は、４００年の伝統を誇る有田焼の技術を応用したセラミック製の蓄光素材。初期輝度が高く、安定した蓄光性能を誇り、顔料をガラスコーティングすることで耐候性に優れ半永久的に劣化しない。また消防認定Ｓ２００級、東京消防庁規格適合、ＪＩＳＺ９０９７Ⅱ類を取得し、発光に電力を使用しないため、夜間の停電時や災害発生時の避難誘導などに力を発揮する。同製品は、社会的必要性が認められ、１２年（平２４）に「第４回ものづくり日本大賞内閣総理大臣賞」を受賞している。
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タイの人気コーヒーチェーンを川内村やJヴィレッジ（楢葉町）に誘致
日本青年会議所所属時代にタイでボランティア活動を行うなど、社会貢献活動にも熱心だった岩本社長は、東日本大震災を目の当たりにし、復興支援の一助として福島県川内村への工場建設を決意。１４年（平２６）にコドモエナジー川内第１工場を開設したことをきっかけに、村内の古民家再生プロジェクトの立ち上げや、タイで人気のコーヒーチェーン「Ｃａｆｅ Ａｍａｚｏｎ(カフェアメィゾン)」日本一号店を村内にオープン。地域のスピードに合わせ「よそ者ならではの視点」（岩本社長）で被災地再生に弾みをつける。
株式会社コドモエナジー
連載#01
所在地 （工場）福島県双葉郡川内町大字下川内字砂田３３４／本社：大阪市
社長 岩本 泰典氏
設立 ２００４年（平成１６年）
資本金 １億円
社員数 １５人
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(2019/9/3 18:00)
