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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/8/27 11:30)
【フランクフルト=時事】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の取締役会長などを務め、VWの経営に長年大きな影響を及ぼしたフェルディナント・ピエヒ氏が26日までに死去した。複数の独メディアが報じた。死因は明らかになっていない。82歳だった。
独南部バイエルン州のレストランで25日に倒れ、搬送先の病院で亡くなったという。
1937年ウィーン生まれ。独高級車ポルシェ創業者のフェルディナント・ポルシェ氏の孫に当たる。チューリヒ工科大学で工学を学んだ後、63年にポルシェに技術者として入社。その後VW傘下のアウディに転籍し、88年にアウディ取締役会長に就任。93年にVW取締役会長となり、2002年から15年4月までVW監査役会長を務めた。
VWの経営トップとして、英ベントレーや伊ランボルギーニなどのライバルを次々と傘下に収め、グループの拡大路線を推進。VWの経営の中枢に長く君臨し、絶大な権力を有した。
(2019/8/27 11:30)