[ ICT ]
(2019/8/30 13:00)
米アップルはインドで数カ月以内にオンライン販売を開始する見込みだ。事情に詳しい関係者1人が明らかにした。世界最速の成長を遂げる同国スマートフォン市場は規制緩和で外国ブランドにより魅力が高まるため、アップルも恩恵を受ける。
インドは28日、アップルなどの外国企業に対する30%の現地調達比率規制を緩和した。アップルは何年にもわたりこの規制の緩和を求めていた。電子機器ブランドにとっては、製品・部品のほとんどが中国製であるため同規制は問題だった。政府はまた、シングルブランドの小売業者に実店舗に先立ちオンラインストアを開設することも認めた。
貿易摩擦のエスカレートで米中関係が悪化する中、インドの最新の投資ルールはアップルにとっては追い風となりそうだ。インドでの販売を伸ばすことが可能になるとともに、中国への高い依存を減らし、インドで代わりのサプライチェーンを構築するのにも役立つと考えられる。(ブルームバーグ)
(2019/8/30 13:00)