[ ICT ]
(2019/9/2 13:00)
中国の長時間労働を長く擁護してきたアリババ・グループ・ホールディングの共同創業者、馬雲(ジャック・マー)会長は29日、人工知能(AI)の恩恵が行き渡れば人々は週12時間労働で済むだろうとの認識を示した。
馬会長は上海で開かれた「2019年世界人工知能大会」で、人々の労働が技術的進歩に助けられ週3日、1日4時間で済むようになる可能性があると発言した。馬会長は、上海に製造施設を建設中の米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)と共に登壇した。
中国一の富豪である馬氏は今年、中国ハイテク業界で常態化している1日12時間、週6日の労働慣行を支持する立場を示した。こうした慣行は午前9時から午後9時まで、週6日の勤務を意味する「996」と称される。 同氏は今年、典型的な1日8時間勤務を期待する人々の声を退ける見解を示し、反発を招いていた。
馬氏は29日、「仕事については心配ない」と述べ、AIは人間の仕事を奪うというよりも人を助けると指摘。「コンピューターにはチップしかないが、人間には心がある。心こそ知恵の源泉だ」と語った。(ブルームバーグ)
Billionaire Jack Ma, who has previously endorsed long work hours, says we will have a lot of jobs in the future but "we don't need a lot of jobs" as lifespans could increase. He adds AI robots are needed to "take care of the old guys." https://t.co/FN2yeQk8o2 pic.twitter.com/Yw1KeqFVrX
— Bloomberg Technology (@technology) August 29, 2019
(2019/9/2 13:00)