- トップ
- 科学技術・大学ニュース
- 記事詳細
[ 科学技術・大学 ]
(2019/9/7 11:00)
【ニューデリー=時事】月の探査を目指していたインドの無人探査機「チャンドラヤーン2号」と地上との通信が7日、予定していた月面着陸の直前に途絶えた。インディアン・エクスプレス紙(電子版)は「要求されるレベルまで減速できず、円滑な軟着陸に失敗した」と報じた。旧ソ連、米国、中国に次ぐ月面着陸は失敗に終わった可能性がある。
南部ベンガルールのインド宇宙研究機構(ISRO)施設で着陸の様子を見守ったモディ首相は、通信途絶を告げられると、「あなたがたの業績は小さくない。勇気を持って前進してほしい」とISRO関係者をねぎらった。
インド政府は、事業に97億8000万ルピー(約147億6800万円)を投入。世界初の月の南極地域への着陸・探査を目指し、7月22日にチャンドラヤーン2号を打ち上げた。
(2019/9/7 11:00)