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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/9/8 05:00)
【フランクフルト=時事】ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は6日、スウェーデンの新興企業ノースボルトと折半出資で、電気自動車(EV)用電池セルを合弁生産すると発表した。
VWが拠点を置く独北部ザルツギッターに2020年にリチウムイオン電池の工場を建設し、23年から24年にかけて生産を開始する。当初の生産能力は16ギガワット時を予定する。両社は既に6月に基本合意しており、VWはノースボルトに約20%出資し、監査役会に役員1人を送り込んだ。VWの投資総額は約9億ユーロ。
VWは向こう10年間にグループ全体で約70車種のEV新モデルを市場投入する計画で、生産台数は2200万台に達する見込み。電池セルの調達は現在アジア勢に頼っている状況だが、将来急増するバッテリー需要を満たすため、自前生産に乗り出す。
(2019/9/8 05:00)