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[ 自動車・輸送機 ]
(2019/9/9 11:30)
2018年にロサンゼルス近郊で高速道路を走行していたテスラ車が路上に停車中の消防車に衝突した事故について、米運輸安全委員会(NTSB)は運転支援システム「オートパイロット」が一因になったとの判断を示した。
NTSBは4日発表した最終報告書で、非常灯を点灯させ駐車していた消防車への衝突回避で運転者が車を止めなかったことにも言及。運転者は「注意を怠り、最新の運転支援システムに過度に依存していた」と指摘した。18年1月22日に起きたこの事故で負傷者は出ていない。
同委は車両が「ドライバーの運転からの解放を可能にする」設計だったとした上で、運転者はこのシステムを「メーカーからの指示や警告に沿わない形で」利用していたと分析した。
テスラは電子メールで送付した発表資料で、オートパイロットを作動させたテスラ車の走行実績は膨大で、「当社が四半期ごとにまとめる車両安全性リポートのデータは、オートパイロットを使用した方が使用しない場合より安全であることが示唆されている」と説明した。(ブルームバーグ)
(2019/9/9 11:30)