(2020/2/7 05:00)
日刊工業新聞社が10日に発売する月刊誌「機械設計3月号」は、「新製品・新技術・新用途開発に向けたアイデア発想へのアプローチ」を特集する。開発アイデアの発想力を強化するために有効な方策を紹介する。
総論を執筆したアイデア(名古屋市)の片桐朝彦氏は、「『品質機能展開(QFD)』や『シーズドリブン品質展開(QD)』、『発明的問題解決理論(TRIZ)』などの体系的かつ実践的なツールや手法を開発プロセスに連携して組み込み、標準化して活用することで成果をあげたさまざまな事例が見られるようになった」と述べる。
電子機器向け小型・高機能水晶振動子の開発に強みを持つリバーエレテック(山梨県韮崎市)は、既存顧客での小型化のニーズが少なくなる中、自社の技術シーズを生かした新規事業機会の創出手法「シーズドリブンQD」などを活用。航空宇宙分野で製品の新用途を開拓した事例を披露する。
ステアリングコラムやステアリングシャフトを製造する水島プレス工業(岡山県倉敷市)は、「提案型製品開発」を目指してTRIZやQFDなどの手法を採用。付加価値をもたせたトラック用ステアリングシャフトの開発プロセスを紹介する。
(2020/2/7 05:00)