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(2020/3/26 05:00)
日本鉄鋼連盟の北野嘉久会長(JFEスチール社長)は25日の定例会見で、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)について「世界の経済活動に多大な影響を及ぼすだろう」と強い懸念を示した。
鉄鋼需要の下ぶれを受けた生産・出荷調整については、高炉の一時休止も選択肢の一つになるとの認識を示したものの、JFEスチールが実際に高炉一時休止に踏み切る可能性については明言しなかった。
北野会長は新型コロナの感染拡大で鉄鋼業界にも「国内自動車工場の操業停止や、中国自動車産業の稼働率低下による影響が認められる」と需要への悪影響を指摘した上で「需要に見合う量の生産に努めることが重要だ」と強調した。
ただ生産調整のための高炉一時休止については「今のところ(JFEスチールとしては)明確に決めたことはない」と述べるにとどめた。
また東京五輪・パラリンピックの開催を1年程度延期することについては「鉄鋼業界に対して直接的な影響はないが、需要家である建設業界への影響を注視していく必要がある」とした。
(2020/3/26 05:00)
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