(2020/12/9 05:00)
シンフォニアテクノロジーは12月9日から3日間、オンライン上でのバーチャル展示会「第2回SINFONIA バーチャル展示会2020-2021 Winter」を開催する。同展にはグループ企業のアイ・シー・エス(三重県伊勢市)やシンフォニアエンジニアリング(三重県伊勢市)など4社も出展する。3日間はオンラインでのチャット機能を活用し、来場した顧客からの質問に説明員が対応して製品説明や技術紹介を行うほか、カタログダウンロードやメールでの問い合わせ、Web商談などの対応も可能だ。
業界のトレンドを取り上げたコラムや製品の実機を使用したウェブセミナーも配信する。
多種多様な製品をウェブセミナーで紹介
初日の9日は車載関連製品についてウェブセミナーを実施する。12時から「モーター・コントローラ製品化事例と新しい取組みのご紹介」と題して、開発から量産まで行っている車載用のインホイールモータを中心に製品化事例と実績を配信。また、モーター・コントローラを使った車載用新製品を紹介する。12時30分からは後付けが可能なサラウンドビューモニタリングシステムの実機を使ったプレゼンテーションを行う。同システムは車体に取り付けたカメラから得られる映像を基に、車体周辺の設定範囲内に入ってきた人物などを検知し、モニター上で表示、注意喚起する。人と車両との接触事故を防止できるため、同社は産業用の利用を想定する。同配信では、製品紹介に加え、システムの検知デモンストレーションを行う。
10日は、産業用ロボットの重要部品であるクラッチ・ブレーキについて配信する。12時からはグループ会社のシンフォニアマイクロテック(兵庫県明石市)が回転方向切替を瞬時に切換える「RDS」や過負荷保護のスリップクラッチ「SSC-A」、保持用ブレーキ「SB」、など、小型新製品についてデモ機を交えてアピールする。
12時30分からは顧客の「省電力・低発熱を実現し、安全な機械を作りたい」という声を追求して開発した新製品「ワンショットクラッチ/ブレーキ」を紹介。当日はデモンストレーションを使った動作も紹介する。
14時からは、シンフォニアテクノロジーの製造・物流分野向けの在庫管理システム『WMSics』について配信する。
近年、製造業において在庫の管理や生産性の向上のため、管理システムの導入が急速に進んでいる。新型コロナウイルス感染症の流行前から続く、人手不足の懸念から設計・製造業務の自動化や合理化、効率化に繋がるシステムへの需要が高まっているからだ。
在庫管理や現場の作業効率を高めたい人は必見のイベントだ。
同展最終日の11日は自動車用制振装置や輸送式製品を一堂に会した。
11時からは同社独自の磁気回路を採用した可動鉄心型リニアアクチュエータ「レシプロモータ」の性能と、それを用いた自動車用制振装置の採用事例を交え、紹介する。
また、12時30分からは今後の半導体需要の高まりから半導体製造装置に多くの実績をもつ、ダイレクトドライブモータについて紹介する。本配信では、同社のダイレクトドライブモータの幅広いラインナップや対応アンプについて訴求していくという。最後の配信は、振動搬送機器の採用メリットを解説しつつ、同社の実機を使ったプレゼンテーションを行う。配信は13時30分より。
多様な事業を持つ同社のソリューションを一挙に見ることが出来るバーチャル展。製品ページ以外にウェブセミナーを覗けば、悩みを解決してくれるヒントが見つかるかもしれない。
(2020/12/9 05:00)