(2021/7/16 05:00)
「第51回機械工業デザイン賞IDEA」では、機能性向上や安全性確保の側面も踏まえたデザインを施した製品や、作業負荷の軽減や操作性向上といった作業性に配慮した機能を有する製品が目を引いた。受賞企業からは喜びの声が上がった。(総合1参照)
【アマダ・磯部任社長】
最優秀賞の受賞は大変な名誉でうれしく思う。モノづくりの課題解決のため、3軸リニアドライブのファイバーレーザマシンを開発した。今後も技術革新により、生産現場の自動化を推進していく。
【島津製作所・馬瀬嘉昭専務執行役員】
新型コロナウイルス感染拡大防止のためのPCR検査装置で最優秀賞を受賞できたのはうれしい。分析と医用の技術融合で、これからも安心・安全な社会づくりに貢献していきたい。
【古河ロックドリル・荻野正浩社長】
厚生労働省の指導に基づき、自動化を推進してきた。当社の全自動ドリルジャンボが安全・高精度穿孔(せんこう)という基本技術を評価いただいたことを励みに、技術を深化したい。
【ホリゾン・堀英二郎社長】
「iCEシリーズ」は、印刷工場のスマートファクトリー化を目指し自動化とデザインに注力した製品だ。世界の顧客から寄せられる自動化の要望は省エネルギーや脱炭素社会実現にもつながる。
【キャニコム・中村公徳取締役専務】
製品のデザインや機能はお客さまとの対話で生まれた。森林は資源や防災、環境保全などの役割を担う。これらの持続に必要な機械を目指し、今後も声を聞き、製品を作り込んでいく。
【碌々産業・海藤満社長】
今回の受賞は、当社の微細加工機の取り組みに対する評価の証であり大変光栄だ。これを機に、さらなる高精度微細加工に向けた提案を継続することで社会貢献を果たしていきたい。
【ファナック・高次聡常務執行役員】
機能性と操作性の両立は長年の課題だったが、大画面表示装置の採用と独自の画面デザインにより、その課題を解決することができた。受賞を励みに、さらに創意工夫を重ねたい。
【ニイガタマシンテクノ・田村幸夫社長】
日本工作機械工業会会員として同工業会賞の受賞は大変うれしい。弊社は18期で5回目の入賞となったが、これからはこのサイクル短縮も目標値に加えて商品開発を進めたい。
【三菱電機・佐藤智典先端技術総合研究所所長】
設備点検の課題を技術とデザインで解決した。省力化に加え、異常モーターを早期に検知することで省エネにつながり環境にも優しい。今後も社会課題の解決に貢献したい。
【安川電機・小川昌寛取締役常務執行役員】
名誉ある賞をいただき光栄。小物部品の搬送・組み立てなど自動化ニーズに貢献するため小型ラインアップを強化した。今後も製品開発を通じ、お客さまの課題解決に貢献する。
【キヤノン電子・橋元健社長】
工業製品で培った高速・高精度の加工技術を応用し、歯科業界という新分野への参入を果たした製品が受賞でき、うれしい。今後も、創造性を豊かに、新製品の開発に積極的に取り組みたい。
【ミツトヨ・沼田恵明社長】
栄えある賞を頂き大変光栄に思う。受賞製品は1台で真円度、形状、粗さを高精度に測定できる形状測定機。今後もお客さまの生産現場の自動化や効率化に貢献していきたい。
【石川エナジーリサーチ・石川満社長】
飛行ロボット(ドローン)製品で名誉ある賞を受賞し、大変うれしい。初の日本製マグネシウム合金ドローンとしてレーザー計測や農業分野でドローンの社会実装に貢献していきたい。
【キヤノン・鈴木一幸上席】
ロボティクスによる撮影と操作でカメラシリーズ「EOS」の基本思想である快速快適を追求した。東京五輪で使用予定の報道各社から高評価を頂いている。デザインも評価され2重の喜びだ。
【芝浦機械・小池純上席常務執行役員】
ダイカスト工場の脱炭素、二酸化炭素(CO2)排出量低減につながるよう省電力とサイクル短縮による生産性向上を追求した。今後も社会課題解決に向けた商品開発に努めていく。
【タダノ・氏家俊明社長】
機能性とデザイン性を評価頂き大変光栄に思う。お客さまのニーズである「高く・遠く・速く」を構造物の軽量設計や製造技術により高次元で実現できた。今後も社会の発展に貢献できる企業でありたい。
【東光鉄工・虻川東雄会長】
受賞を関係者一同大変喜んでいる。受賞したドローンは、災害発生時の被災状況を迅速に確認できる機能デザインを持つ。アタッチメントの充実など、多用途化を推進して社会に貢献したい。
【フジテック・塩出一洋執行役員】
「スタンダードを超えていく」というコンセプトを実現した性能・デザインと、新生活様式に合致した非接触機能を搭載した商品が評価され大変うれしい。今後も新しい価値を提供したい。
(2021/7/16 05:00)