(2021/8/24 05:00)
精密鋳造や鍛造技術の向上、3Dプリンター技術の進化などによって、ニアネットシェイプ化が加速し、より完成体に近い形から切削加工をする為、小切込み・高速加工へのニーズは年々高まっている。イスカルジャパンの「NEOLOGIQ」シリーズは、2018年発表の「LOGIQ」シリーズを時代の変化に合わせて進化させたもので、より速く、より精度の高い加工を可能にする。
今回の「NEOLOGIQ」シリーズは今までにない形状や、顧客の利益創出をロジカルに考えた、革新的な工具を多数ラインナップした。特に突切・溝入用の「ロジックFグリップ」は、見た目が特徴的だ。特許取得済みのこのシステムは「驚愕の送り4倍」を実現する。通常は長方形のブレードを、正方形にすることで、下顎部分を大幅に強化し、高剛性突切・溝入を可能としている。この剛性の高さがビビりの抑制や直進性に大きく影響する。従来のセルフグリップから脈々と受け継がれてきたイスカルDNAの次世代突切工具だ。
旋削工具の「ロジック4ターン」は、両面4コーナー使い、ポジ切刃を採用した。経済的な利点だけではなく、その構造と切屑処理の優位性において評価が高い。今までのポジチップと比較し、コーナー数が2倍になるだけでなく、独創的なダブテイル構造のポケット及びチップデザインは、強固で安定した加工を実現し、長い工具寿命を実現する。
「ロジック3カム」は3枚刃ヘッド交換式ドリル。ヘッド交換式タイプで、従来の2枚刃と比較して、生産性が約50%向上する。深穴加工にも対応した自己求心性の高いヘッド形状が入り際の抵抗を減らし、高精度な高送り加工を実現。 ミーリング工具の「ネオドゥー」は、90°肩削りに対応する。経済性に優れる両面8コーナー使いのチップを採用。高い切削条件での加工に適し、高生産性を実現する。
上記製品は10月20日(水)~23日(土)開催のメカトロテックジャパン2021でも展示される。 「その他にも多数のNEOLOGIQ製品を展示致しますので、是非イスカルブースへお越しください。」(イスカルジャパン担当者)としている。
上記製品以外にも、同社製品マネージャーが今注目の新製品を映像とアニメーションを用いて解説するTECHTALK動画も多数ラインナップ。カタログなどの平面上では把握しにくい情報も、映像で分かりやすく紹介している。
(2021/8/24 05:00)