(2022/9/1 00:00)
電子商取引(EC)の拡大により、複数の企業が利用するテナント型物流倉庫が増えている。入居するテナントの設備配置は多種多様で、設置自由度の高い機器の需要が高まっている。サンキン(大阪市西区)は可動式のプラットホーム用リフトスロープ「プラットスロープ」などの製品ラインアップを拡充。多様化するニーズに応えている。
サンキンは8月、耐荷重を7・5トンに設定したプラットスロープを発売する。耐荷重は従来比2・5トン増。テナント型物流倉庫で引き合いが増えていることから特注対応の規格を標準化し、安定価格と短納期を実現する。
同社の「プラットスロープ」は分割が可能で、カウンター式フォークリフトを使って簡単に移動、設置できる。傾斜角を5・8度と緩やかに設定し、特殊な滑り止めによってリーチ式フォークリフトの安定走行を可能にした。座って操縦するカウンター式との併用も可能。8タイプを標準化しており、特注品にも専門の設計者が柔軟に対応する。
一方、海上コンテナ向けのカウンター式フォークリフト用スロープ「バンステージ」は人海戦術に頼っていたコンテナの荷役作業の省人化に貢献してきた。スロープの傾斜は9度。走行面にリブ加工を施し、滑りにくくした。2003年の発売以来、シリーズ計2000台以上の販売実績を誇るベストセラー製品になっている。
同社は強度設計とメーカー保証の手厚さが強み。今後も、細やかなニーズに対応した製品を提供していく。
サンキン株式会社
代表取締役社長:田 貴晴
本社:大阪市西区新町2-15-27
お問合せ:スチール機器事業部 西日本営業部 TEL 06-6539-3227
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCDNUgXhpaEG2Jjf4R3_s4Wg
日刊工業新聞2022年8月25日付け掲載 企画特集
(2022/9/1 00:00)