JIMTOFに出展する牧野フライス製作所の強みとは?【PR】

(2022/10/28 00:00)

 製造業の自動化や脱炭素対応などの旺盛な投資需要を背景に、工作機械業界が活況を呈している。そうした中、第31回日本国際工作機械見本市(JIMTOF2022)が11月8-13日に東京・有明の東京ビッグサイトで開かれる。コロナ禍で4年ぶりの「リアル開催」となる今回のJIMTOFに出展する牧野フライス製作所は、マシニングセンターやフライス盤などの製造販売を行う大手工作機械メーカー。今回の出展の見どころや訴求する製品について、同社執行役員営業本部長の髙山幸久氏と国内営業部長の阿部京輔氏に話を聞いた。

  • 執行役員営業本部長 髙山幸久氏

―JIMTOF2022にどのような出展テーマで臨みますか。

髙山

「今回の出展テーマは『Promise of Performance』とした。(実会場での)JIMTOF開催は2018年以来4年ぶりとなるが、この間は新型コロナウイルス感染症によるさまざまな環境の変化に対応し続けなければならない4年間だった。生活様式や勤務体系の変化など世界中で柔軟な適応力が求められた。お客さまの仕事の内容も半導体や電気自動車(EV)関連へとシフトするケースもあり、従来通りの活動だけでは取り残されてしまうという危機感があった。こうした状況下でも営業活動を続ける中で、やはりお客さまからいただく当社への期待は大きく、生産性向上、省人化、国連の持続可能な開発目標(SDGs)への貢献と要求内容も多岐にわたる。このような当社に寄せられる製品・サービスへの期待に素早くお応えしたいという我々の決意も込めて『Promise of Performance』をテーマとして定めた」

  • 国内営業部長 阿部京輔氏

―製品や技術の提案で重視する点は。

阿部

「5軸制御マシニングセンター(MC)を中心とした、生産性向上や省人化を中心にご提案する。現在活況な半導体部品加工向けの横形5軸制御MC『a900Z』、大型化する金型向け立形5軸制御MC『V100S』、高精度金型向けのワイヤ放電加工機『UPX600』などの新機種をはじめ、金型・半導体・次世代自動車関連・医療分野ですぐにお役に立てる機種を、新しい機能・サービスとともにご提案する」

―各出展機種とも見どころが多そうです。

  • a900Z

阿部

「特に今回初出展となる大型の5軸制御MC『a900Z』や『V100S』はその大きな加工領域、動的精度、加工面、そして使いやすさをご覧いただきたい。また、ワイヤ放電加工機『UPX600』では油加工液仕様のものより加工速度が速く加工回数も少ない状態で形状精度および加工面の向上を実現する構造・機能をご紹介する。金型から部品まで、より精細により効率的な加工を実現する機械・機能・サービスをご提案する」

―来場者と対面で触れ合える実会場で4年ぶりの開催ということもあり、期待もひとしおですね。

  • V100S

髙山

「出展テーマや見どころでもお話しした通り、4年ぶりに開催されるJIMTOFで、直接お客さまとお会いし、お話しできる機会に恵まれる。お困りごとや当社へご期待いただくことなど、多岐にわたってお聞かせいただければと考えている。それら全ての声に一つひとつ丁寧にお応えしていくことが、当社社員一同の意気込みだ。お客さまのお困りごとにお応えする機械・機能・サービスをご提案することで、お客さまとさらに信頼関係を深められるよう取り組んでいく」

―地球温暖化対策としての「脱炭素」対応や、SDGsへの貢献について、工作機械ユーザーの関心も高まっています。

阿部

「例えば同じ工作機械でも、無駄な動作が少ない方が消費電力を抑えられる。また、工作機械の消費電力内訳上位はクーラント吐出や冷却、油圧動作などに用いられるもので構成されており、これらを少なくすることで省エネルギーに貢献できると考えている。特に新デザインが採用された機種においては、そもそも加工室内への切りくずの堆積が発生しにくい構造を採用している。また、比較的環境負荷の高い油加工液を使うことなく、より良質な加工面・形状精度が早く得られるワイヤ放電加工機を開発することで、省エネ・環境負荷対応、さらには使いやすいインターフェースなどをご提供できるようになった」

―製造業全体の課題として、自社だけではなくサプライチェーン(供給網)の上流・下流も含めた形での脱炭素対応が求められています。工作機械業界においても、工作機械の使用段階はもちろん、その上流にある工作機械の製造段階やその部材調達、さらには下流に位置する工作機械の再生段階に至るまで、メーカーとしての対応がますます重要になりそうです。

髙山

「お客さまにご提供する機械だけでなく、工作機械を製造する上で必要なエネルギーを自給する取り組みや、環境負荷の低いグラスパレットの採用、ご愛顧いただいている工作機械のオーバーホール事業など、会社全体で取り組んでいる内容に関しても、今回のJIMTOFでご紹介する」

株式会社牧野フライス製作所 厚木事業所

〒243-0303 神奈川県愛甲郡愛川町中津4023

TEL:046-285-0720

https://www.makino.co.jp/ja-jp/

(2022/10/28 00:00)

おすすめコンテンツ

ゴム補強繊維の接着技術

ゴム補強繊維の接着技術

事例で解決!SCMを成功に導く需給マネジメント

事例で解決!SCMを成功に導く需給マネジメント

集まれ!設計1年生 はじめての締結設計

集まれ!設計1年生 はじめての締結設計

これで差がつく SOLIDWORKSモデリング実践テクニック

これで差がつく SOLIDWORKSモデリング実践テクニック

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

Journagram→ Journagramとは

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン