(2023/9/4 10:00)
Dual Life Partners(デュアルライフパートナーズ、東京都港区、矢野名都子代表取締役)は、企業の前向きな資金調達を支援するという考えのもと、中小企業や個人事業主向けに2社間ファクタリングサービス「PAYTODAY」(ペイトゥデイ)を積極的に展開している。業界最低水準の手数料や、申し込みから最短で30分の入金などが評価され、2021年1月の立ち上げから約2年8カ月で累計申込金額は100億円を突破した。田中取締役に、サービスの特徴や今後の展開を聞いた。
―「PAYTODAY」をリリースしたのは、どのような背景があったのでしょうか。
「フリーランスや個人事業主の方から、法人に比べて資金調達の方法が限られているという話を伺ったことがきっかけです。そうした方々に新たな調達方法を提供できたら(クライアントの)ビジネスが進展すると考え、お手伝いしたいという思いから立ち上げました。現在では中小企業やベンチャーなど法人の方の利用が想定以上に拡大しており、法人と個人の割合は半々になっています」
―国も中小企業などにファクタリングの利用を奨励しています。
「そうですね。特に2社間ファクタリングは『請求書買取サービス』と言われており、売掛先に全く知られることなく、すぐに資金を調達できる点が特徴です。融資ですと難易度が高く、資金調達までの期間が長くなる傾向にあります。ベンチャーやフリーランスの事業スピードは速く、資金調達もスピード感が求められますが、2社間ファクタリングはこうしたニーズに合致しています」
―ここ数年は2社間ファクタリングに参入する大手企業も増えていますね。
「大手企業の参入で業界全体の信用力が上がっており、市場も広がっています。また当社は『PAYTODAY』をリリースする際、貸金業登録をしました。ファクタリングは金銭の貸し借りではないので登録の必要はありませんが、自主的に登録することでサービスの透明性を担保し、安心して利用していただこうと考えています」
―2社間ファクタリングの認知度が上がる中、『PAYTODAY』が支持されているポイントを教えてください。
「申し込みから最短で30分で入金できる点です。人工知能(AI)による審査と面談不要のオンライン手続きを取り入れて入金までの時間を短縮しており、お客様の機会損失を防ぐことができます。また手数料は業界最低水準の1~9・5%を実現し、さらに手数料の上限を9・5%に設定していますので、どんな業種でも、財務内容が悪くても、それ以上は頂きません」
―お客様の評価も高いですね。
「手数料の上限設定は業界でも珍しく、喜ばれています。例えば他社ですと買取手数料のほか、事務手数料などを頂くこともあるようですが、当社は9・5%を超える手数料は絶対に頂きません。また、オンラインで手続きが完結できるため、地方の中小企業のご利用も増えています」
―具体的な利用例を教えてください。
「政府の事業再構築補助金に採択された、ある中小企業が賢く利用されたので印象に残っています。その企業は補助金を受ける前に、再構築のための資金需要が発生しましたが、いったん『PAYTODAY』で調達して対応し、補助金が入金されたら当社に支払ってサービスから卒業されました。このように(増資、融資、補助金など)調達のめどが付いた形で、ブリッジ(つなぎ)的に利用されると嬉しいです」
―このほか貴社では継続的な将来売り上げを現金化する「RBFbyPAYTODAY」や、高級車専門の自動車金融「CarPAY」に取り組んでいます。
「『RBFbyPAYTODAY』は将来の売り上げ、つまり将来債権を譲渡する資金調達サービスで、SaaS型ビジネスを行うスタートアップなどを対象にしています。さまざまなビジネスに柔軟に対応できる点が強みです。一方、『CarPAY』は高級車専門の車金融/車担保融資サービスです。車金融/車担保融資も急な事業資金を最短即日で調達可能なサービスです。無料見積もり実施中です」
―今後、どのような方針で「PAYTODAY」を展開しますか。
「私たちはブリッジファイナンス(一定期間の資金調達)という意識で取り組んでいますので、お客様が事業を成長させていくタイミングでご支援をしていきたいと考えています。ブリッジ的に利用して事業を大きくして頂き、いつかサービスから卒業して頂くことが当社の思いです」
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(2023/9/4 10:00)