23年超モノづくり部品大賞／喜びの声

「第２０回／２０２３年超モノづくり部品大賞」では日本のモノづくりの競争力や産業・社会の発展に貢献する優れた部品・部材が受賞した。（総合１参照）

超モノづくり部品大賞

ティーケーエンジニアリング社長・下村豊氏　新手法を駆使

受賞した「ＡＭコイル」は金属３次元（３Ｄ）プリンターとＣＡＥの融合という新たな手法を駆使し、誘導加熱コイルの性能向上、製作期間短縮を実現した。今後も新たな技術の開発、発信に取り組み、モノづくりの発展に貢献していく。

モノづくり日本会議共同議長賞

ニッセー会長・新仏利仲氏　技術を追求

「日々、ワクワク・ドキドキ・キラキラと！」が当社のスローガン。受賞した「緩み防止ねじ　ＰＬＢｖ２」は開発に着手して１８年たった。長い間ワクワク・ドキドキした結果、キラキラとした瞬間に出会えた。これからも技術を追求して世界に発信したい。

ものづくり生命文明機構理事長賞

太平洋工業社長・小川哲史氏　社会課題を解決

栄えある賞を賜り心より感謝申し上げます。カプセルセンスはタイヤ空気圧監視システム「ＴＰＭＳ」のセンシングと無線の技術を活かし、ゆとりある持続可能な畜産に貢献したいとの思いで挑戦しました。今後も社会課題を解決する製品を開発し、社会に必要とされる企業を目指してまいります。

日本力（にっぽんぶらんど）賞

ジェイテクト経営役員・石岡賢一氏　世界に展開

製品名を「ＯＮＩ　ＢＥＡＲＩＮＧ（オニ・ベアリング）」として日本語にこだわり、日本のブランドとしてやっていきたいとの思いも込めた。その製品で「日本力賞」を受賞することができ本当にうれしい。日本のモノづくりの力はまだまだ世界に展開できると思っており、これを機会に展開していきたい。

魁半導体社長・田口貢士氏　自由な発想

容器ノズルから液体が流れ落ちる「液切れ」性を改善し、省資源化や省労働力化に貢献するもの。試行錯誤を繰り返し、社会貢献と環境配慮を心がけて完成しました。「とにかくやってみる」の社是と自由な発想で、世界に貢献する技術開発にまい進します。

ソディック社長・古川健一氏　可能性広がる

顧客の声と社員の努力で開発された金属３Ｄプリンター向けの「画期的なユニット」が高く評価され誇りに思う。手間や時間の削減、低コストでの試作が可能となり、金属３Ｄプリンターの可能性が広がる。この栄誉を励みに、最適なソリューションを提供し、世界中のモノづくりを支援していく。

20周年記念賞

土壌環境プロセス研究所社長・藤井忠広氏　ニーズに応える

高速水流を利用したオンリー・ワンの土壌洗浄技術として、今回の受賞に至ったものと喜んでおります。油や重金属などの汚染物や細粒分（粘土・シルト）を取り除くことができ、多様な分野の顧客ニーズに応えられるものと自負しております。