(2024/5/3 20:12)
日本製鉄は3日、従来2024年9月までとしていた米USスチールの買収完了時期を、12月までに変更すると発表した。米司法省から反トラスト法(独占禁止法)の審査に関する追加情報や資料の提供を求められたため。日鉄は「引き続き関係当局の審査に全面的に協力し、強い決意で本買収を完了させる」とコメントした。
日鉄はこれまでUSスチールの買収完了時期について2024年4-6月または同年7-9月としていた。両社は米司法省からの要請を踏まえ、関係当局の承認取得時期を改めて精査した結果、変更を決めたとしている。
同買収計画をめぐっては、4月に開いたUSスチールの株主総会で株主から承認された一方、米バイデン大統領を支持する全米鉄鋼労働組合(USW)が反対している。
(2024/5/3 20:12)