生産管理から現場のDX推進まで可能なFutureStage 製造業向け生産管理システム【PR】

(2024/9/27 09:00)

 日立システムズの提供する日立 製造・流通業向け基幹業務ソリューション「FutureStage(フューチャーステージ)」の進化が止まらない。シリーズの中でも中堅・中小製造業から好評を得ているのが「FutureStage 製造業向け生産管理システム」。見込生産や受注生産などさまざまな生産形態に対応するハイブリッド型生産管理をはじめ、原価管理機能なども充実。これらの基本機能と併せて有力ベンダーとのプロダクト連携が強化・拡充され、情報管理から製造現場のDX推進まで、活用範囲は大きく広がりつつある。

進化するERPパッケージ

  • 小牧和也氏

 FutureStageは、1987年の販売開始以降、シリーズ累計で4,000システム以上の納入実績を誇るパッケージソフトウェアである。シリーズの中でも中堅・中小製造業から好評を得ているのが「FutureStage 製造業向け生産管理システム」。生産管理が中心だが、一般的な生産管理パッケージとは異なり、販売・購買・在庫・原価・貿易までの企業経営に必要な一連の業務を標準化・効率化し、収益性の向上を実現できるERP(企業資源計画)型のパッケージである。

 「長年にわたりお客さまニーズを聞き取り、継続して機能強化に努めた結果、『日本のモノづくりにマッチし、未来に向けた拡張性も期待できる』とお褒めの言葉をいただくことが多くなりました」と産業・流通営業統括本部第一営業本部第四営業部部長の小牧和也氏は話す。基本機能では、原価管理機能などの充実ぶりが目につく。ユーザーの多くは年商50億~100億円規模の企業だが、10億から500億円規模の企業まで幅広く活用されている。

3つの強み

 FutureStageの強みは大きく3つある。複数の生産形態に対応したハイブリッド型生産管理の実現。業種特有の商慣習、業務プロセスに対応した特定業種向けテンプレートを持つこと。日立グループや提携企業が提供する他システムとのシームレスな連携が可能なことである。

 日本の製造業では、1つの工場でも生産品目によって見込み生産、受注生産など複数の生産形態が混在するケースが多く、業務の複雑化により課題解決は困難を極める。FutureStageはこうした企業の実情を考慮して複数の生産形態に対応し、工場情報の一元管理と見える化により問題発生を未然に防ぎ、生産性向上に寄与する。

 特定業種向けテンプレートは、業種特有の要件をあらかじめ実装したテンプレートを用意し、早期の立ち上げを実現するものだ。具体的には自動車部品、金属部品、一般機械製造業の3業種に向けたテンプレートを用意している。

他システムとのシームレスな連携

  • 連携ソリューションのイメージ図

 3つ目は他システムとの連携だ。近年のIoTやDXの推進によりユーザーニーズの高度化が急速に進んでいる。「FutureStageは日本の製造業に必要な多くの機能を備えていますが、高度化したニーズにすべて対応しようとすると、パッケージが持つ機能との乖離が生じます。以前はこうした乖離に対してカスタマイズで対応していましたが、時間とコストがかかり、結果としてお客さまの負担が増すという弊害が生じました。そこで近年は、お客さまに極力、パッケージの標準機能を使っていただけるよう“Fit To Standard”のアプローチを進めています。」(小牧氏)。これを進めるために力を注いでいるのが他システム(各分野の有力ベンダーが開発したプロダクト)とのシームレスな連携である。

 連携する他システムは、帳票やBIダッシュボード(データ分析による可視化)、MES(製造実行管理システム)、設計BOM情報連携、スケジュール管理、財務会計、EDI、IoTなど多岐にわたる。例えば、実績管理機能の強化を求める顧客にはMESの活用を提案。現場の実績管理をMESで行い、そこから基幹系として必要な情報をFutureStageにデータを連携。これにより製造現場の独自要件に対応しながらも、パッケージ機能を最大限に活かした業務の標準化を進める。従来のアプローチでは困難であった「全体最適」と「部分最適」の両立が可能だ。

 同社がこのようなアプローチを行えるのは、トータルSI企業として長年にわたり多くのベンダーと協力して培ってきたノウハウと人財に他ならない。連携する他ベンダーのシステムについても社内で人財を育成し、プロダクトごとの専門SEを配置。「IT人材が不足している日本の製造業において、複数のシステムを導入・運用することは大きな負担になります。そこに対して当社はワンストップで提供する体制で臨んでいます。」(小牧氏)

 IoTやDX推進に加え、ここにきて先進ユーザーの間ではAIを活用した取り組みも出てきている。あるユーザーではFutureStage導入前は、紙の作業日報はデータ化されず、また在庫数も正確に把握できない状況だった。まず第1ステップとしてFutureStageの導入により現場情報のデジタル化と精度向上を図った。さらに第2ステップとしてAIを活用した需要予測や在庫の最適化、制御系連携に現在取り組んでいる。現場から集めたデータに新たな価値を加え、経営につなげ、企業の成長に貢献する、こうした新しいニーズにも、ワンストップの伴走型サポートを行っていく考えだ。

  • 製造実行管理システム(MES)との連携イメージ

(2024/9/27 09:00)

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