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国交省カタログ掲載のIoT技術が油圧ジャッキの遠隔モニタリングに対応

(2021/2/16)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:CACH株式会社

国交省カタログ掲載のIoT技術が油圧ジャッキの遠隔モニタリングに対応

~土留壁を抑える油圧を自動計測し異常検知が可能に~

CACH(カック)(株)(東京都江東区、代表取締役:鈴木良昌、以下CACH)は、工事現場の油圧ジャッキにIoT機器を接続することで、出力される油圧を自動計測し、管理者にアラートメールを送信するシステムを提供開始いたします。既に工事中の建設現場に試験導入されており、土留壁を抑える突っ張り棒(切りばり)にかかる油圧確認が安全かつ効率的になされています。なお、本システムは国交省技術カタログ※1にも掲載されております。


工事現場での油圧確認の従来方法と本システム概要の比較



従来の土留工事における油圧確認の課題と本サービスの特徴


土留工事とは
土留(山留)は工事中の工事現場に土砂が崩れないようにする工事です。
土留工事のうち、土留壁を抑える役割として突っ張り棒(切りばり)が設置されている場合があります。切りばりに油圧ジャッキを設置し、油圧を加えることで、壁を抑えつけています。
油圧を加える際に、工事部材にどのくらいの油圧が反映されているのかを確認するには、作業員が工事部材近辺に設置されたメーターを目視確認していました。

課題:リスクの高い場所での数値確認
確認するメーターが高所や土留壁の付近である場合があります。これらの場所は転落や倒壊のリスクがあります。

本システムでは、メーターを目視確認することなく、スマホやPCで現場に行かず油圧データ確認ができます。

課題:ゲリラ豪雨など災害時の対応の遅れ
近年増加しているゲリラ豪雨や地震などにより、工事現場の地盤環境が大きく影響を受ける場合あります。その場合、目視によるメーター確認が難しくなることが想定されます。

本システムでは、異常値を計測した場合、自動でアラートメール管理者に送信され、より迅速な対応が可能です。

課題:配線手間や断線時の計測不可
メーターを接続する場合、長いケーブルや配線を行う必要があり、多くの手間を要していました。長い配線のため、断線時の計測復旧が難しい場合があります。

本システムでは、長い配線が不要になり、断線時のリスク低減や省力化が可能となります。


導入実績と計測データの確認機能


施工中の工事現場での導入状況
本システムは、既に施工中の工事現場に試験導入されております。
管理者はスマホから管理画面を閲覧し、現在の状況をグラフ等で把握することが可能です。
また、管理値を3段階まで設定することで、管理値を超えた際にアラートメールが送信できます。更に、計測データをCSVファイルで出力することも可能です。
グラフ表示で現在のデータと管理値が確認可能



今後の展開


工事現場のみえる化をさらに推進
土留工事においては、切りばりの油圧だけではなく、土留壁がどれだけ動いているか、抑えている土中の水圧なども管理している場合があります。将来的には技術開発により、これらの見える化への対応も予定しています。

IoT活用により多くの工事現場をより安全に
工事現場では計測会社の協力により、現場の計測を人員で実施していることが多くあります。費用や人材不足により、計測が困難であった工事現場に対しても、IoTの技術等を活用することで、見える化を支援し、工事現場の安全や生産性の向上に貢献してまいります。


【 プレスリリースに関する問合せ先 】


CACH株式会社   
担当:石川
W E B:https://www.cach-inc.com 
E-mail :info@cach-inc.com 

CACHは独自のIoTデバイスの開発およびサービスを提供するスタートアップ企業です。2018年より構造物の監視サービスを提供し、大手ゼネコン、建設コンサルタント、鉄道会社、プラント関連企業、大学、住宅管理企業、公的研究施設などで導入が進んでおり、同サービスは国土交通省の技術カタログ※1に掲載されています。


※1 点検支援技術性能カタログ(案)に「電源不要で変位・応力・荷重等のデータをスマホで確認可能な技術」として掲載 技術番号(CM010003-V0020)
https://www.mlit.go.jp/road/sisaku/inspection-support/pdf/c/CM010003.pdf

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