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新型コロナウイルス拭取り検出試薬キット~環境検査用~

(2021/3/1)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:日水製薬株式会社

新型コロナウイルス拭取り検出試薬キット~環境検査用~

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹患された方々及び関係者の皆様に、謹んでお見舞い申し上げますとともに、医療従事者、行政をはじめ感染の拡大防止にご尽力されている皆様に深く感謝申し上げます。この度、日水製薬株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長執行役員:小野徳哉)は株式会社島津製作所(本社:京都府京都市、代表取締役社長:上田輝久)が発売している「新型コロナウイルス拭取り検査試薬キット」(以下、「拭取り検査試薬キット」)を介護老人保健施設や児童福祉施設、食品製造・流通、商業施設、交通機関向けの拭き取り検査サービスを行う受託検査会社および医療機関に向けて、2021年3月中旬より発売いたします。


新型コロナウイルス拭取り検査試薬キット



拭取り検査試薬キットは、物質の表面に付着している新型コロナウイルスをPCR検査法によって簡便、迅速、高感度に検出します。「ノロウイルス拭取り検査用試薬キット」(2016年発売)で培ったウイルス濃縮技術と、2020年4月発売の「新型コロナウイルス検出試薬キット」(研究用)を組み合わせ、新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的とする衛生管理・安全確認に用いる試薬キットとして製品化されました。
新型コロナウイルスの主な感染経路は、「飛沫感染」と「接触感染」と言われています。集団感染が起きたクルーズ船では、トイレや床、枕、電話機、テレビ、リモコンなどの表面からウイルスが検出され、接触感染の可能性が指摘されました。新型コロナウイルスは、こうした日常生活に使用する物質の表面で最大数十日間残存したと報告されており、多数の人が触れるドアノブや水道蛇口、タブレットPCなど「モノを介した感染」が疑われるクラスター発生事例もありました。しかし、物質表面に付着しているウイルスは微量のため、綿棒で拭き取ってもPCR検査での検出が困難でした。
拭取り検査試薬キットは、専用濃縮液およびPCRに必要な試薬で構成されています。市販の綿棒で検査対象の物質表面を拭い、綿棒を生理食塩水などに浸します。これに専用濃縮液を添加し、遠心分離を行うことでウイルスを沈殿させて濃縮します。さらに株式会社島津製作所独自のAmpdirect技術※によるPCR法にて、通常は数時間以上かかる濃縮から判定までを約100分で完了します。
※ 「たんぱく質や多糖類などのPCR阻害物質の作用を抑制し、DNAやRNAを抽出・精製することなく、生体試料をPCRの反応液に直接添加できる」という独自技術です。「Ampdirect」は島津製作所の登録商標です。

【新製品の特長】
1. 検査時間を大幅に短縮
通常数時間以上かかるウイルス濃縮工程が専用濃縮液を使えば、約30分に短縮できます。Ampdirect技術を用いた新型コロナウイルス検出試薬キットによって、煩雑な手作業を伴うRNA精製工程は不要になります。物質の表面に付着する新型コロナウイルスを約100分で検出できます。
2. 超微量のウイルスでも検出可能
検査対象の物質を拭った綿棒から超微量(0.25コピー/μL)の新型コロナウイルスを検出できます。「ノロウイルス拭取り検査用試薬キット」の技術を転用しました。

注意:「新型コロナウイルス拭取り検査試薬キット」は研究用試薬です。医薬品医療機器法に基づく体外診断用医薬品あるいは医療機器として承認・認証等を受けておりません。治療診断目的およびその手続き上での使用はできません。本製品の性能検証は、不活化した新型コロナウイルスを用いて実施しました。本製品の使用には、リアルタイムPCR装置や分注ピペット、恒温槽、小型遠心機を始めとする機材や、試料・遺伝子の取り扱い技術を要するため、ドラッグストアなどの小売店や個人への販売はいたしません。なお、「遺伝子解析装置 AutoAmp」(2020年11月発売)と「拭取り試薬キット」を併せてお使いいただくことはできません。

水道の蛇口


ドアノブ


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※ ニュースリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容などは発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承下さい。

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