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エイジテックのテレビ電話により、介護現場から高齢者と家族間のコミュニケーション量の増加に期待を寄せる声

(2021/12/14)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:株式会社チカク

エイジテックのテレビ電話により、介護現場から高齢者と家族間のコミュニケーション量の増加に期待を寄せる声

公益財団法人テクノエイド協会「意見交換実施事業」にて/見守りや買い物支援での活用の可能性も

スマートフォンアプリで撮影した動画や写真を実家のテレビに直接送信できる「まごチャンネル」を開発・販売している株式会社チカク(東京都渋谷区、代表取締役・梶原健司、以下「チカク」)は、福祉用具に関する調査研究及び開発等を行う公益財団法人テクノエイド協会(東京都新宿区、理事長・大橋謙策)が厚生労働省から受託した「福祉用具・介護ロボット実用化支援等一式」の一環として行う「介護現場と開発企業の意見交換実施事業(以下、「意見交換実施事業」)」において、開発中の「テレビ電話機能付まごチャンネル」の介護施設で活用の可能性及び必要な改良点等について、11月に3事業所と意見交換を実施いたしました。



現在、チカクでは、インターネット環境がなく、ITが苦手な高齢者でも自宅のテレビで簡単にテレビ電話をお楽しみいただける「テレビ電話機能付まごチャンネル」の開発を進めており、介護現場の意見をサービス開発に活かしていくために、公益財団法人テクノエイド協会「意見交換実施事業」に参加させていただきました。

「意見交換実施事業」は、介護現場のニーズに適した実用性の高い製品開発が促されるために、開発コンセプトの段階(実機不要)や開発中(試作段階)の介護ロボット等について、介護現場での自由な意見交換を行い、当該機器等の課題や改良点及び効果的な活用方法等について話し合いを行う事業です。

今回、意見交換を実施した事業所は以下の3事業所です。(いずれも11月に実施)

社会福祉法人シルヴァーウィング 戸山いつきの杜(東京都新宿区)
社会福祉法人ケアネット 特別養護老人ホーム陽だまり(神奈川県海老名市)
日本基準寝具株式会社(広島県広島市)

3事業所はそれぞれ、小規模多機能型居宅介護(社会福祉法人シルヴァーウィング)、特別養護老人ホーム(社会福祉法人ケアネット)、サービス付高齢者住宅(日本基準寝具株式会社)の事業を営んでおり、各事業の観点から「テレビ電話付まごチャンネル」への意見をいただきました。

■社会福祉法人シルヴァーウィング 戸山いつきの杜
「当施設では家族の転勤により、独居高齢者の方も多くいらっしゃいます。『テレビ電話機能付まごチャンネル』の利用により、独居で引きこもりがちな高齢者のコミュニケーション量が増加することで、認知機能の低下やうつなどの症状を未然に防ぐことができるのではないかと感じました。独居になるとうつ症状に陥りやすく、食事も取らなくなります。テレビ電話であれば、家族にもやせた状態を直接伝えやすくなると思います。ただ、認知症の症状があると、テレビのリモコンのどこを押していいのかがわからなくなる可能性があり、押しボタン1つで会話ができたり、ボタン部分が光ったり、認識しやすくする工夫が必要と思います」

■社会福祉法人ケアネット 特別養護老人ホーム陽だまり
「現在、ビデオ会議用のアプリで、オンライン面会を実施していますが、日程調整してURLを発行するなど職員の負担も多く、また、ご家族が音声やビデオのミュート解除ができずに、電話でアプリの使用方法を説明することが多々あるなどの課題がありました。その意味で『テレビ電話機能付まごチャンネル』の操作は予想以上に簡単で、魅力的だと思います。また、買い物支援等での活用だけでなく、常時見守りカメラ機能があれば、定期巡回サービスにも活用でき、不要な訪問を減らせ、職員の負担軽減につなげられるのではないかと思います」

■日本基準寝具株式会社
「比較的認知能力があり、操作ができる利用者という意味で、サ高住での活用の可能性を感じました。ただし、サ高住はWi-Fiが完備されている施設も多く、Wi-Fiモデルが望ましいと思います。一方で、訪問系のサービスにおいては、誤発報による不要な訪問も多々あるのが現状で、テレビ電話により職員の負担も減らせるのではないかと思います。また、買い物支援にも活用できそうで、金銭管理能力維持にも役立つと思われます。在宅での利用では、難聴の方もいることから、パドライトと連動したり、振動するなど音声だけでない知らせ方の工夫が必要かもしれません。現場では医療との連携も課題で、医師に体温、血圧、症状を伝えても、なかなか伝わりにくいこともあります。テレビ電話だと表情や発語の状況も伝えられ、医療とも連携しやすく、介護職員の精神的な負担も軽減できるのではないかと思います」

今回の意見交換実施事業を通じて、介護サービス利用者の難聴やリモコン操作への課題が明らかになる一方、「テレビ電話機能付まごチャンネル」により、利用者のコミュニケーション量が増えることに期待を寄せる声を多くいただきました。また、見守りや買い物支援での活用についても可能性を見出す意見もいただき、テレビ電話機能を通じて、より大きな社会課題解決への糸口を発見できたと考えています。

今後もチカクは“シニア・ファースト”を掲げ、高齢者DXを推進するAgeTech(エイジテック)企業として、高齢化社会の課題解決に貢献してまいります。

■公益財団法人テクノエイド協会
全国唯一の福祉用具に関する公益的ナショナルセンターとして、1987年に設立。福祉用具の開発推進並びに普及促進、福祉用具関係技能者及び認定補聴器技能者の養成・研修、義肢装具士の国家試験等、障害者や高齢者のための科学技術等を応用した福祉用具に関わる各種の事業活動を行っています。

■株式会社チカク(まごチャンネル)について
チカクは「シニア・ファースト」を掲げ、 高齢者のDXを推進するエイジテック企業です。 第一弾プロジェクトとして、 スマートフォンアプリで撮影した動画や写真を実家のテレビに直接送信し、 テレビの大画面とスピーカーを通してインターネットやスマートフォンの利用が苦手なシニア世代でも孫と一緒に暮らしているかのような疑似体験ができる 「まごチャンネル」を開発・販売しています。
株式会社チカク: https://www.chikaku.co.jp/
まごチャンネル: https://www.mago-ch.com/

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