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(2023/7/21)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:アクセル
ailia SDKが本格的に量子化に対応
株式会社アクセル(本社:東京都千代田区、代表者:斉藤昭宏)とVIA Technologies Japan株式会社(本社:東京都渋谷区、代表者:Epan Wu)は、組み込み機器向けのAI推論プラットフォーム開発を共同で行うことを合意しました。
組み込み機器は主にエッジ端末として使われますが、負荷の高い演算能力が要求されるAI推論を処理するために、AIモデルの量子化が注目されています。量子化とは、浮動小数点を用いるAI推論演算を整数のみに変換することを意味します。これにより、メモリー効率と演算の並列度が上がり、全体の処理時間が短縮できます。
アクセルのailia SDKはONNXフォーマットを採用することで、ハードウェアやOSを選ばないクロスプラットフォームを実現しており、現時点で270種類のAIモデルが動作しています。今回、新たに、量子化されたモデルを扱うため、Tensorflow Lite (TFLite)フォーマットに対応したランタイムを追加しました。NNAPI(Android端末向けAPI)を使用することで、NPUのような専用アクセラレータを使用した高速推論が可能となります。
VIA は、エッジAI向けのソリューションとして、厳しい環境でも安定した動作を実現する堅牢な筐体にMediatek製組み込み向けSoCであるGenioシリーズ搭載システムを収めたARTiGO A912シリーズや、Genioシリーズを採用したSOM(System-On-Module)などをラインナップしています。これらの製品に採用されているGenio SoCには、APU (AI Processing Unit)と呼ぶ専用のAIアクセラレータをハードウェア実装しており、INT8/INT16/FP16によるAI処理の高速化を可能にします。VIAはAPUの性能をフルに活かせるようにBSPの最適化を行っており、AI開発のパフォーマンスを最大限に引き出して頂くことができるほか、いち早く市場に導入することができ、Time-To-Marketを実現することができます。
アクセルとVIAはすでにGenio 1200を搭載したARTiGO A912とGenio 500を搭載したARTiGO A950にTFLiteランタイム版のailia SDK上で物体検知、画像認識等のAI推論を実証しており、期待通りの推論速度を確認できています。今後、モデルの拡充に向け、両社で活動を進めます。
アクセルについて
アクセルは、高度なアルゴリズム開発から製品化を担うソフトウェア・ハードウェア開発まで一貫した開発体制を保有する先端テクノロジー企業です。大規模なLSIの設計開発に加え、機械学習/AIや暗号・ブロックチェーン技術等の先端技術を社会実装することで、デジタル技術によるビジネス改革に貢献します。
https://www.axell.co.jp/
VIA Technologiesについて
VIA Technologies, Inc.は、交通、産業およびスマートシティアプリケーション向けの革新的なスマートソリューションを通じ、ビジネスを高度なAI、IoT、コンピュータービジョンテクノロジーに接続するための国際的なリーダーです。台湾・台北に本社を置くVIAのグローバルネットワークは、米国、アジア、ヨーロッパのハイテクセンターとリンクし、世界をリードするハイテク、産業、運輸会社の多くを含む顧客に広がっています。
https://www.viatech.com/ja/
■本リリースに関するお問い合わせ先
アクセル
IR・広報チーム E-mail kouhou@axell.co.jp
VIA Technologies Japan株式会社
メールアドレス: embedded@via.com.tw
Tensorflow はGoogle LLCの商標です。
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