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(2024/2/2)
カテゴリ:商品サービス
リリース発行企業:デル・テクノロジーズ株式会社
従来型開発に比べ、約1,000倍規模のファイル数に拡大したAI開発に欠かせない膨大なデータ量への対応を「Dell PowerScale」ストレージで実現
2024年2月1日:
デル・テクノロジーズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大塚 俊彦、以下、デル・テクノロジーズ、URL:https://www.dell.com/ja-jp )は、株式会社SUBARU(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:大崎 篤、以下、SUBARU)の予防安全を担う運転支援システム「アイサイト」のAI開発基盤を、「Dell PowerScale」(以下、「PowerScale」)スケールアウト型ネットワーク アタッチド ストレージ(NAS)で支援していることを発表しました。同開発基盤には、膨大な数のデータを効率的に保存/活用できる仕組みが求められており、この要件を満たせる新たなストレージ基盤として「PowerScale」が採用され、従来型開発に比べて約1,000倍規模のファイル数に拡大したデータへの対応を実現しました。
■「PowerScale」ストレージ採用までの背景:
「アイサイト」の開発においては、従来型開発では主に動画データが用いられ、ファイル数が十数万点規模だったのに対し、AI開発では静止画像データが用いられ、数億~数十億規模もの膨大なファイル数となります。2020年に設立したAI開発拠点「SUBARU Lab」では、次世代「アイサイト」のキー テクノロジーとなるAI開発を進める上でベースとなる膨大なデータをどのようにして保存・管理・活用するかという点が、大きな課題となっていました。
ストレージ選定にあたっては、大量のデータをいかにシンプルに扱えて、フォルダ構造もシンプルであることが求められました。そうでないと開発作業効率が悪くなるため、1つのフォルダ内にできるだけ多くのデータ保存ができる必要がありました。また、加速するデータ容量増加に対応できる拡張性や、高い性能と信頼性も必須要件でした。
■デル・テクノロジーズ ソリューション採用の理由:
これらの要件を満たせる製品として採用されたのが、デル・テクノロジーズの「PowerScale」ストレージ システムでした。「PowerScale」は、要求の厳しいエンタープライズ ファイル ワークロード向けに設計された、柔軟で安全なスケールアウト ネットワーク接続ストレージ(NAS)システムです。拡張性や高性能機能に加えて、クラスター内や拠点間でストレージを階層化する「SmartPools/CloudPools」機能も備わっており、物理的なストレージの設置場所を気にすることなくデータを活用でき、かつデータ保存コストの最適化も図れる点も、採用理由の1つでした。また、大量のデータの中から目的のデータを高速検索する「PowerScale」専用のデータ可視化ソリューションも評価されました。
■導入後の効果:
「PowerScale」を採用したことで、従来型開発環境に比べて、約1,000倍規模のファイル数に拡大したデータへのスムーズな対応を実現しました。「PowerScale」の自動階層化機能を活用し、性能要件とコスト要件を両立することができたうえ、大量データの中から目的のデータを高速検索できる環境も実現しました。また、これまで分断されていたSUBARU LabやSUBARU東京事業所の拠点間をまたぐデータ アクセスが可能となり、開発業務にも大きなメリットが生まれ、開発業務でデータを利用する際にも、多くの導入効果が生まれました。
■コメント:
SUBARU 技術本部 ADAS開発部 兼 PGM(高度統合システム) SUBARU Lab副所長 兼 主査 金井 崇 氏は、次のように述べています。「AI開発におけるデータ増加のスピードはすさまじく、従来型開発基盤が数年掛けて蓄積したファイル数を、わずか1年で超えてしまったほどです。『PowerScale』がなければ、これほどのデータを受け止めることは難しかったでしょう。AI開発の世界では、次々と新たな手法が生まれており、システムやストレージに対する要件も刻々と変化しています。これにシステム インテグレーションで対応していたのでは、相当な手間とコストが掛かってしまいます。その点、『PowerScale』なら、本体機能と周辺ソリューションだけで多様なニーズに対応できます」。
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■デル・テクノロジーズについて
デル・テクノロジーズ(NYSE:DELL)は、企業や人々がデジタルの未来を築き、仕事や生活の仕方を変革することを支援します。同社は、データ時代に向けて、業界で最も包括的かつ革新的なテクノロジーとサービスのポートフォリオをお客様に提供しています。
■株式会社SUBARUについて
株式会社SUBARUは、自動車と航空宇宙の2つの事業を柱とする輸送機器メーカーです。SUBARUグループではありたい姿を「笑顔をつくる会社」、提供価値を「安心と愉しさ」と定め、人の心や人生を豊かにするために商品、サービスはもとより事業活動全般で「安心と愉しさ」を進化させ、お客様をはじめ、販売店、地域社会を含むすべてのステークホルダーの皆様に事業活動へ共感いただくことを通じて、SUBARUグループの持続的な成長と愉しく持続可能な社会の実現を目指しています。
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