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AMATAMAは強力なエッジAIを搭載した小型コンピュータ「Kaki Pi(カキパイ)」の企画・開発を担当し、またアプリケーションとアルゴリズムの開発を行いオープンソース化を目指します。

(2024/2/29)

カテゴリ:商品サービス

リリース発行企業:AMATAMA株式会社

AMATAMAは強力なエッジAIを搭載した小型コンピュータ「Kaki Pi(カキパイ)」の企画・開発を担当し、またアプリケーションとアルゴリズムの開発を行いオープンソース化を目指します。

ルネサス エレクトロニクス株式会社(以下「ルネサス」)が新開発した「DRP-AI3」搭載の最新MPU「RZ/V2H」を採用したSBC(Single Board Computer)です。

AMATAMA株式会社(本社:名古屋市中村区・代表取締役:堀内 雄一、以下「AMATAMA」)は、市場が急伸しているAMR(Autonomous Mobile Robot)やHSR(Human Support Robot)、また今後市場の成長が期待される自動運転やヒューマノイド(人型アンドロイド)に搭載される小型コンピュータを想定して、ルネサスの技術協力のもと、株式会社ユリ電気商会(以下「ユリ電気商会」)にて商品化・販売される「Kaki Pi」の製品企画・製造を担当し、開発・設計を株式会社J-7SYSTEM WORKS(以下「J-7SYSTEM WORKS」)の協力のにより行いました。AMATAMAは今後、「Kaki Pi」のファームウェアや内蔵アルゴリズム、アプリケーションの開発・設計の受託業務を実施するほか、「Kaki Pi」を用いたロボットの研究開発などを行う個人や団体に向けてオープンソース化を推進して参ります。


<「Kaki Pi」の製品企画について>
目指す市場領域
「Kaki Pi」製品の企画立案において最も重要視したのはオープンソースによるエンジニアリング・コミュニティで重要視される扱いやすさ、気軽に高性能な計算能力を入手できるコンピューター環境です。そしてオープンソースを活用したエンジニアが活躍する、最先端分野の自動運転や自律ロボット、そしてヒューマノイドの市場領域で求められるコンピューターの性能や機能を十分に考慮したハードウェア仕様としました。そしてそれを支えるソフトウェアは、ルネサスの強力なAIアクセラレーターであるDRP-AI3を搭載した「RZ/V2H」MPUの能力を充分に発揮できるようにオープンソースの環境をAMATAMAは構築してまいります。

ロボット市場の課題
これらの市場では、複数のAIアルゴリズム等をできるだけ小型かつ低消費電力で高速に実行できるコンピューティング環境を低コストで実現しなければならない難しい課題があります。特にヒューマノイドのようにロボットの動作速度向上やマニュピュレーターの多様化を実現するために、カメラ映像や各種センサー情報を処理するアルゴリズムの肥大化は顕著となっており、高額なGPUを大電力で駆動しなければならないシチュエーションも数多く見受けられます。

DRP-AI3搭載のRZ/V2Hマイコン
「Kaki Pi」に搭載されたルネサス製の最新MPU「RZ/V2H」は、ルネサスが新開発した「DRP-AI3」により、1Wあたりの推論処理能力は世界最高クラスです。またマルチコア・プロセッサの並列処理により、小型ロボットの制御やセンシングの認知能力を大幅に向上しつつ小型化・低消費電力化、優れたコストパフォーマンスに貢献することが可能となっています。
※その他詳しい仕様は以下URLにてご確認ください。
  URL:https://www.kaki-pi.ai/

<オープンソースとKaki Pi開発について>
オープンソースへの取り組み
近年、オープンソースのコミュニティは大きな影響力と価値提供を可能としました。AMATAMAではその活動と文化を推進するために、「Kaki Pi」に搭載されたルネサスのAI-MPU「RZ/V2H」を中心としたドライバやモジュール、アルゴリズム等をオープンソースとして提供するよう準備を進めています。また、「Kaki Pi」を用いたロボットや自動運転などの開発を容易にするため、ROS2やRTOSや各種センサーやアクチュエータなどのノードの連携も順次、開発を進めてまいります。

開発と協力体制
「Kaki Pi」はハードウェアの開発でもオープンソースの文化を取り入れ、技術協力と情報提供としてルネサス、市場調査や販売をユリ電気商会、開発と設計をJ-7SYSTEM WORKS、製品の企画と製造をAMATAMAというそれぞれの得意分野やリソースを持ち寄る体制で取り組みました。今後、AMATAMAは「Kaki Pi」のアプリケーションやソリューションの、活用や応用などでご協力いただける企業や大学、個人などのコミュニティを広げます。また新しいアイデアや活用方法などをルネサスとのパートナーシップのもとで、オープンソースで提供できるようサポートして参ります。

<ルネサスのエンベデッドプロセッシング第一事業部プロダクトマーケティング第二部・川嵜圭吾部長からのメッセージ>
”RZ/V2Hの「高いAI性能と高速リアルタイム制御の融合」というコンセプトを誰もが使いやすいフォームファクタに凝縮させた「Kaki Pi」は、これからのエッジAI応用と次世代ロボティックスの実現に大きく貢献して頂けるものと確信しています。
世界中のたくさんのエンジニアが、「Kaki Pi」を使って今まで見た事も無いようなエッジAIアプリケーションを創造していく未来を楽しみにしています。”

<AMATAMA株式会社について>
AMATAMA株式会社
AMATAMAは名古屋市にて2023年1月に創業したディープ・ハードテック(Deep and Hard Tech)のスタートアップ企業です。
「ロボット・コンピューティングに革新をもたらし、自由と持続可能性を無限大にする」をビジョンに掲げ、ロボットの制御コンピューターに特化した研究・開発を行っています。独自の「ハイアラーキカル・アーキテクチャ "hierarchical computing system"(階層型コンピューティング・システム)」を提唱、生命体の神経系を手本にしたコンピューティング・システム構築を特徴としています。
本社所在地:愛知県名古屋市中村区平池町4丁目60番12号WeWorkグローバルゲート名古屋(Pre‐StationAi)
URL:https://www.amatama.co/
◯事業内容
ハイアラーキカル・アーキテクチャを用いたロボット・コンピューティングに関わる研究・開発
1.アルゴリズムとミドルウェアの構築
2.最適化されたコンピューターボードやシステムの設計
3.実装を目指したロボット制御の受託等
◯ハイアラーキカル・アーキテクチャについて(特許出願中)
近年、ロボットへの需要において、特に労働置き換えのセグメントでは300%の成長をもたらすとも言われ、汎用的かつ多目的なロボットの実現のため身体機能の充実が急がれております。しかし、現在のロボット制御に利用されるコンピューティング・アーキテクチャは改良を重ねながらも約20年間、基本的な構造は変化せずに現在に至ります。そのため、搭載される「AIによるアルゴリズムの増大」と半導体における「ムーアの法則の限界」の両面から来る計算資源の枯渇が深刻化しています。AMATAMAはそれらを分散コンピューティングと組み込みAIの技術を融合させた、新しいコンピューティング・システム・アーキテクトを研究・開発しており、理論上の約20分の1の電力使用量と約3分の1のユニットコストで約5倍以上の汎用性や多用途性をロボットに備えさせることを目標に実現に向け取り組んでいます。

<株式会社J-7SYSTEM WORKSについて>
株式会社J-7 SYSTEM WORKS
J-7SYSTEM WORKSは大阪市にて研究用/FA/IoT/Maker向けのハードウェア製品の企画・設計を目的としたベンチャー企業です。「柔らかいハードウェア」をコンセプトとして、FPGAや組み込みAIプロセッサを応用したリコンフィギャラブル・プラットフォームを主軸に、オープンソースのソフトウェアライブラリやIPコア(FPGA向けのデザイン部品)の開発を手掛けています。これらの知財を応用するためのハードウェアを自社開発し、試作・研究用のセミカスタム製品の受託開発・システム設計を行っています。
本社所在地:大阪府大阪市淀川区西宮原1丁目4番23-601号
URL:http://j7system.jp/

<「Kaki Pi」総販売元について>
「Kaki Pi」の販売およびロゴの権利(商標登録出願中)についてはユリ電気商会が保有しています。製品のご購入や価格についてはユリ電気商会にお問い合わせください。

株式会社ユリ電気商会
本社所在地:大阪市北区西天満1丁目2番5号 大阪JAビル13階
URL:https://www.yuridenki.co.jp/

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