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3/17(土)より 「流 麻二果 ― 色を追う/Tracing the Colors」展開催!

(2017/12/19)

カテゴリ:イベント

リリース発行企業:ポーラ美術館

3/17(土)より 「流 麻二果 ― 色を追う/Tracing the Colors」展開催!

ルノワール、モネ、ゴッホらの印象派絵画をモティーフにした新作6点を展示

ポーラ美術館(神奈川県・箱根町)は、現代美術の展示スペース「アトリウム ギャラリー」にて、HIRAKU Project Vol.3「流 麻二果 ― 色を追う/Tracing the Colors」展を、2018年 3 月 17 日(土)から 5 月 13 日(日)まで開催いたします。


《色の跡》2017年 流麻二果、撮影:加藤健
《照降なし》 流麻二果、撮影:加藤健


流(ながれ)麻二果(まにか)は、絵具を幾層にも重ねたあざやかな色彩の絵画に取り組んできました。流動的なタッチで描き出されるイメージは、抽象的でありながら、流が関心を抱いた人物や風景を基に描かれているといいます。また近年では変形カンヴァスやイメージを大きく引き伸ばしたプリントを会場に敷きつめ、鑑賞者が絵画の空間に身を委ねることができるようなインスタレーションを展開するほか、ファッションブランドとのコラボレーション、ダンスパフォーマンスの美術・衣装など活動の幅を広げています。

《人肌》2017年 流麻二果、撮影:加藤健
本展は、あざやかな色彩表現を特徴としてきた流が、色彩を通して印象派の絵画と現代美術との接点を追究するものです。ポーラ美術館の収蔵作品を題材とし、ルノワール《水のなかの裸婦》(1888年)から着想した《人肌》、ゴッホ《草むら》(1889年)から《照降なし》のほか、モネ《睡蓮の池》(1899年)をモティーフとした最新作を通して印象派の色彩を解釈、再構成します。作品から感得される色彩に、流が考える日本の色彩の特徴である「陰影」と「不確かさ」を加え、一つの色を生み出し絵画として表現します。流が制作してきた多彩な色にあふれる画面とは異なり、色を塗り重ねることで深みのある色彩を生み出す新しいシリーズ<色の跡>を初めて公開する機会となります。


◆関連イベント
流 麻二果ワークショップ「2018年の日本の色を見つけよう」

参加者が選んだ色を5cm角のアクリルキューブに透明なカッティングシートを貼り付け、自分だけの色の重なりを発見するワークショップ。日本の伝統色をとらえなおし、「2018年の日本の色」を考えることで、色について考えるきっかけを作ります。

日時:2018年5月3日(木・祝)14:00~16:00
会場:ポーラ美術館 講堂
参加費:1,000円
定員:20名 事前申込制

◆流 麻二果(ながれ・まにか)


1975年生まれ。1997年女子美術大学芸術学部絵画科洋画専攻卒。2002年文化庁新進芸術家在外研修員(アメリカ)、2004年ポーラ美術振興財団在外研修員(アメリカ・トルコ)。主な展覧会に「VOCA展」上野の森美術館(東京、2000年・2006年)、「饒舌な寡黙、寡黙な饒舌」ポーラミュージアムアネックス(東京、2006年)、「DOMANI・明日展」国立新美術館(東京、2010年)、「絵画を抱きしめて」資生堂ギャラリー(東京、2015年)、「一葉 Rivers need Springs」ユカ・ツルノ・ギャラリー(東京、2015年)、「高松コンテンポラリーアート・アニュアル vol.05『見えてる風景/見えない風景』」高松市美術館 (2016年)、「Wraparound」Miyako Yoshinaga Gallery(ニューヨーク、2016年)など。子どもたちにアートを届ける非営利団体「一時画伯」発起人。

◆今後の展示予定
「飯沼 珠実-建築の建築」展(仮称)(会期:5月19日(土)~7月16日(月・祝))
飯沼 珠実(いいぬま・たまみ)
1983年東京都生まれ。写真をとおして都市や建造物をみつめ、その様相をプリントやアーティストブックに表現する。2008年から2013年までドイツ・ライプツィヒに在住(2010年度ポーラ美術振興財団在外研修員)。2014年シテ・デザール・パリに滞在。2018年東京藝術大学大学院博士後期課程修了見込。最近の個展に「建築の建築」六本木ヒルズクラブ(東京、2017年)、「歌う建築を聴く」代官山蔦屋書店(東京、2016年)、「JAPAN IN DER DDR」Motto Berlin(2016年)など。グループ展に「Publishing as an Artistic Toolbox 1989-2017」Kunsthalle Wien(2017年)、「Chemin de Fer」Centre Régional de la Photographie Nord Pas-de-Calais(ドゥシー=レ=ミーヌ、フランス、2017年)など。

平野薫展(仮)(会期:2018年7月22日(日)~9月下旬)
平野 薫(ひらの・かおる)
1975年長崎県生まれ。広島市立大学大学院修了(2003年)。古着の衣服などを糸の一本一本にまで解き、再構成する繊細なインスタレーションを手がける。第1回shiseido art egg賞受賞(2007年)。ACC日米芸術交流プログラムによりニューヨークにて研修(2008年)、文化庁新進芸術家海外研修制度によりベルリンにて研修(2009年)、ポーラ美術振興財団在外研修員としてベルリンにて研修(2010年)。主な展覧会に、「Re-Dress」SCAI THE BATHHOUSE(東京、2012年)、「服の記憶」アーツ前橋(2014年)、「Remembering Textiles」LWL-Industriemuseum TextilWerk Bocholt(ボホルト、ドイツ、2016年)「交わるいと」広島市現代美術館(2017年)など。

平川祐樹展(仮)(会期:2018年9月30日~12月上旬予定)
平川 祐樹(ひらかわ・ゆうき)
1983年名古屋市生まれ。愛知県を拠点に活動。2013年、ポーラ美術振興財団在外研修員、2015年、文化庁新進芸術家海外研修員としてベルリンにて研修。 モノや場所に宿った時間を、メディア考古学的な方法で提示する作家。近年の主な個展に「Same Places, Different Phases」クンスト・クラフトヴェルケ(ライプツィヒ、2015年)、「Secret Fire」アニマ・ムンディ(セントアイブス、2016年)、「The Better Way Back to the Soil」双方画廊(台北、2017年)など。また、あいちトリエンナーレ(2013年)、札幌国際芸術祭(2014年)など国内外のグループ展、芸術祭にも参加している。

■ポーラ美術館について (http://www.polamuseum.or.jp/)
2002年に神奈川県箱根町に開館。ポーラ創業家2代目の鈴木常司が40数年間にわたり収集した、西洋絵画、日本の洋画、ガラス工芸、古今東西の化粧道具など総数約1万点を収蔵。
・開館時間:9:00-17:00 (入館は16:30まで)
・休館日:無休(展示替えのための臨時休館あり)
・所在地:〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285
・TEL:0460-84-2111

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