TD SYNNEX、クアルコムジャパンとの協業開始。AI時代に適したSnapdragon Xシリーズプラットフォーム搭載のPCを法人向けに日本で展開

Copilot+PC という全く新しい概念のPCに初めて搭載されるSnapdragon Xシリーズを日本市場に投入、企業の生産性向上とITインフラの最適化を支援


Snapdragon X Eliteのロゴ

TD SYNNEX株式会社(本社：東京 代表取締役社長：國持重隆、以下「TD SYNNEX」)は、7月9日より、クアルコムジャパン合同会社（本社：東京、以下「クアルコム」）と協業し、Snapdragon X Eliteプラットフォーム搭載のPCを法人向けに日本市場で展開することを発表いたします。AIのために設計された新しいカテゴリーの Windows PC である「Copilot+PC」として、クアルコムの最先端技術を取り入れたPCを提供し、企業の生産性向上とITインフラの最適化を支援します。

■生成AIの急速な広がりにより、生成AIに対応したPCの高速化と低消費電力化のニーズが急増
日本企業・産業界では、労働人口減少に伴う生産性向上が重要な課題となっており、企業は常に生産性向上と効率化を求めています。また、グローバル化の進展により、日本企業が海外に進出する中で、インバウンドビジネスの成長が重要となっています。これは大企業だけでなく、地場や地方の企業にとってもビジネスのグローバル化が課題となっており、国際競争力を高めるための技術が求められています。

急速に進化するIT環境において、生成AIの登場により、生成AIの急速な広がりとオンデバイスでの大規模言語モデル（LLM）の利用が期待されています。このような技術革新により、生成AIに対応したPCの高速化と低消費電力化のニーズが急増しており、AI推論処理を行うNPU（Neural Processing Unit）を搭載したPCへの関心も高まっています。

特に、AIのために設計された Windows PC である Copilot+PC は、企業の生産性向上に寄与することが期待されています。Copilot+PC の導入により、企業はAIの力を活用して効率的な業務運営が可能となります。

クアルコムのSnapdragon X Eliteプラットフォーム搭載のPCは、これらのニーズに応えるために設計されています。高性能でありながら低消費電力、そして長時間バッテリー駆動を特徴とし、特にモバイルワーカーに最適なソリューションを提供します。AI専用プロセッサーNPUの搭載により、生成AIの推論処理を効率的に行い、ユーザーの生産性をさらに高めることが可能です。このプラットフォームは、45 TOPS（1秒当たり45兆回）の処理性能を誇り、AI推論処理において他に類を見ない効率性を提供します。

TD SYNNEXは、クアルコム社との協業を通じて、日本の法人向け市場においてSnapdragon X Eliteプラットフォーム搭載のPCを展開することで、企業のIT環境の改善をサポートします。この協業により、先進的な技術を取り入れたPCを提供し、企業のデジタルトランスフォーメーションを加速させることを目指します。

■今回発表される「Copilot+PC」の特長：
1.すばやく情報を呼び戻すリコール機能：
アプリケーション、ウェブサイト、ドキュメントなどを横断するタイムラインで、時間を越えてスクロールし、必要なコンテンツを見つけることができます。スナップショットを使って直感的に操作できる screenray 機能は、オブジェクト認識に基づいて次のステップに進むためのアクションを提案します。そして、Outlook の特定のメールや、Teams の適切なチャットからも、元の場所に戻ることができます。
リコール機能は、完全にデバイス上に構築・保存された、ユーザーの個人的なセマンティック インデックスを活用します。スナップショットはクラウド上ではなく、そのPC上に保存されます。タスクバーのシステムトレイにあるアイコンから個々のスナップショットを削除したり、設定で時間範囲を調整、削除したり、任意の時点で一時停止したりすることができます。また、特定のアプリやウェブサイトを保存しないようにフィルタリングすることもできます。自分のプライバシーを常に自分で管理できます。

2.Windows に組み込まれたAI画像作成、編集するコクリエイター機能：
コクリエイター機能を使うことで、ほぼリアルタイムで手書きと文字によるプロンプトを組み合わせて、新しいイメージを生成できます。繰り返し指示をすることで、画像やアートワークも洗練され、アイデアをより簡単に編集し、進化させることができます。強力な拡散ベースのアルゴリズムが、最小限のステップで最高品質の出力を最適化し、AIと共に創作しているような感覚を味わえます。Creativity sliderを使い、実写的なものからより表現力豊かなものまで、さまざまなアートワークから選ぶことができます。アートワークを選んだ後も、作品に対して繰り返し作業を続けることができ、クリエイティブなスキルに関係なく、あなたのアイデアを表現できます。

3.コミュニケーションを容易にするライブキャプション機能：
ライブキャプション機能は、PCから出力されるすべてのオーディオを、すべてのアプリケーションで、共通するひとつの英語字幕体験に変換し、リアルタイムで画面上に表示します。あらゆるアプリやビデオプラットフォームにおいて、40種を超える言語のライブまたは録音済みの音声を、瞬時に、自動的に、さらにはオフライン状態でも英語字幕に翻訳できます。NPUを活用し、すべての Copilot+PC で使用できるこの機能により、あなたの言葉を意図したとおりに伝えられるようになります。

4.PCのバッテリー駆動が2日以上可能になる長時間バッテリー：
最新のSnapdragon X シリーズの搭載に伴い、驚異的な電力効率の向上を通じてPCのバッテリー駆動が2日以上可能になります。
※バッテリー駆動時間は、デバイスや設定、使用状況、その他の要因によって大きく異なります。

■TD SYNNEXとクアルコム社が協業することによるシナジー
TD SYNNEXは、グローバルでクアルコム社と強力なパートナーシップを築いており、日本市場でもそのシナジーを活かしていきます。今回の協業により、Snapdragon X Eliteプラットフォーム搭載のPCのポートフォリオを拡大し、より多くの企業に高性能なPCを提供していきます。

今回の発表に際し、クアルコムの日本法人であるクアルコムジャパン合同会社 副社長 中山泰方は次のように述べています。
「TD SYNNEXとの協業により、Snapdragon X Elite搭載製品を日本の法人市場にご紹介できることを大変嬉しく思います。私たちのSnapdragon X Eliteプラットフォームは、45 NPU TOPSという高性能なAI処理能力と、複数日のバッテリー駆動を可能にする驚異的な電力効率を実現しました。これにより、ユーザーに Copilot+ の新しい機能や体験を提供します。この協業を通じて、私たちは日本の企業が業務効率を向上させるとともに、特に、AI技術を活用することで、企業の生産性向上に寄与できることを目指します。クアルコムは、常に革新を追求し、最先端の技術を提供することを使命としています。また、そのフォーカスを従来のモバイルから、オートモーティブやIoTなどに様々なエリアに広がっています。今回のTD SYNNEXとのコラボレーションは、日本の企業が直面する課題に立ち向かい、持続可能な成長をサポートするためのクアルコムにとって重要なステップです。今後も、クアルコムは日本市場において革新的なソリューションをご提供し続けます。」

また、TD SYNNEX株式会社 代表取締役社長 國持重隆は次のように述べています。
「今回のクアルコムとの協業により、Snapdragon X Eliteプラットフォーム搭載のPCを日本市場に提供できることを大変嬉しく、また光栄に思います。クアルコムの最先端技術を活用したPCは、高性能でありながら低消費電力を実現し、企業の生産性向上と効率化を支援します。特に、AI専用プロセッサーによる新たなユーザー体験は、従来のPCとは一線を画するものです。TD SYNNEXは、クアルコムとの強力なパートナーシップを通じて、モバイルワーカー向けの最適なソリューションを提供し、企業のIT環境を大きく進化させることができると確信しています。今後も、私たちは日本市場において、企業のニーズに応える最先端のITソリューションを提供し続けてまいります。さらに、私たちはAI技術を通じて、お客さまのビジネスの成長を支援し、新たなビジネスチャンスを創出することを目指しています。TD SYNNEXは、テクノロジーを通じて日本の企業が持続的に成長し、競争力を高めるためのパートナーであり続けます。」


TD SYNNEXについて
TD SYNNEX株式会社は、世界トップクラスのITディストリビューターである米国TD SYNNEX Corporationの日本法人です。世界100カ国、取引メーカー数1500社を超えるグローバルネットワークを強みに、従来の卸売ビジネスに加え、国内外の製品やサービスを組み合わせて、お客さまのビジネスの課題に最適なITソリューションを提供するソリューションアグリゲーターです。私たちはテクノロジーを通じ、日本のお客さまや地域社会に貢献してまいります。
（WEB）https://www.synnex.co.jp/

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情報提供元：PRTIMES
本リリースの掲載元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000141.000034623.html