テリロジー、OTシステムのダウンタイムを最小限に抑えるリカバリーソリューションイスラエルSalvador Technologies社製品の販売開始

～世界的な大規模障害発生時も迅速なリカバリーを実現～




株式会社テリロジー（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：鈴木 達、以下「テリロジー」）は、イスラエル Salvador Technologies Ltd.（本社：リホヴォット、 CEO：Alex Yevtushenko 、以下「Salvador Technologies社」）と日本及びベトナムにおける販売代理店契約を締結し、可用性が重要視されるOTシステムに対して、セキュアなバックアップとサイバーインシデント発生時の迅速な復旧の双方を実現する製品「Cyber Recovery Unit（サイバーリカバリーユニット、CRU）」の販売を開始したことお知らせいたします。

Salvador Technologies社は、７月19日に世界規模で発生したソフトウエアアップデートをきっかけとした大規模障害においても、同社のサイバーインシデント復旧プラットフォーム「CRU」を使用している重要インフラおよび産業界のお客様は、システムやマシンが障害によってダウンしていることを把握してから数分以内に、完全な通常業務に復帰することができたことを報告しています。

近年、工場のスマート化が普及したことによるサイバーリスクの高まりを受けて、製造業並びに電力・ガス・化学・石油等の重要インフラを保有する事業者において、OTセキュリティの強化・対策が進んでいます。

しかし、こうした対策が進められているにも関わらず、OT環境で発生するサイバーインシデントは依然として後を絶ちません。人々の生活や企業の生産を支える重要インフラでは、オペレーションが停止した際には、IT環境以上に迅速な再開が求められます。しかし、実際の復旧には多くの時間が費やされているのが現状です。感染したシステムの隔離・特定・除去・リストアといった複数のステップを踏む必要があり、再開までに数日から数週間かかるケースが散見されます。

Salvador Technologies社の提供する「CRU」は、OTシステムに特化したリカバリーソリューションです。特許取得済みのエアギャップ技術により、バックアップデータを保管する3枚のディスクを確実に保護します。システムの復旧が必要になった場合、ディスクから直接起動することができるため、一般的なバックアップソリューションで必要となるリストアの時間を短縮し、約30秒でシステムの利用を再開することができます。また、CRUの設定・操作もボタン操作等で簡単にできるため、ITスキルのない方でも安心してご利用いただけます。

テリロジーでは、「OTセキュリティポートフォリオ」を通じて、お客様のOT環境における様々なセキュリティ課題を解決し、日本およびベトナムにおける製造業や重要インフラのセキュリティ対策を強化すべく、世界各国で最先端優良ソリューションの発掘、選定、導入を進めております。
今回の、Salvador Technologies社との協業により、セキュリティインシデントの予防だけでなく、インシデント後の復旧対策にも貢献することで、より安心・安全なOT環境の実現を目指します。

●Salvador Technologies社とは
Salvador Technologies社は、OTおよびICSにおけるサイバー攻撃からの復旧とダウンタイム防止のためのセキュリティフェイルオーバー技術を提供しています。同社のソリューションは、一般的なサイバー攻撃からの復旧プロトコルとフォレンジック対策を使用せずにダウンタイムを最小限に抑え、30秒という短い時間で運転を再開します。同社のプラットフォームは、製造、航空宇宙、海運、エネルギー、水道局など、重要インフラ組織で使用されています。詳細については、www.salvador-tech.com/ をご覧ください。

●製品イメージ







●CRU 3つの特徴

特徴１. わずか30秒でシステムの復旧を実現
特徴２. バックアップディスクを保護するセキュアな設計
特徴３. 簡単な導入と操作

- 一般的なバックアップ製品の場合、データをリストアする必要があるため、復旧まで最低でも数時間～数日要します。CRUでは、BIOS（バイオス）の起動オプションでSalvadorのディスクを選択し、ディスクから直接コンピュータを起動するためインシデントが発生した場合でもわずか30秒で利用を再開することができます。
- CRUに搭載されているNVMeディスク3枚のうち、コンピュータに同時に接続されるのは1枚のみで残りの2枚はエアギャップ技術により物理的に接続が遮断されます。この技術により、バックアップのマルウェア感染リスクを防ぐことができます。
- USBを差し込んだCRUをボタンで起動、エージェントをダウンロードしたシステム上で設定を1分程度行うだけで利用を開始できます。また、CRU上のボタン操作でセットアップとバックアップ設定も行えるため、ITスキルがなくとも利用できるようになっています。


●Salvador Technologiesコメント
Salvador Technologiesマーケティング担当　シャロン・カロ（Sharon Caro）氏
「テリロジー社の顧客基盤は急速に拡大しており、複数の地域にまたがる多国籍の重要インフラおよび製造業者が含まれています。我々は、テリロジー社を貴重なビジネスパートナーとして、戦略的な取り組みを進めていることを非常に喜ばしく思っています。今回の協業は、テリロジー社の日本国内のみならずグローバルなネットワークを活用することで、OT/ICSのサイバーレジリエンスを新たなレベルに引き上げ、日本のみならず世界的な事業拡大を実現することが期待されます。」

本リリースに記載されている社名、商品名は、各社の商標または登録商標です。


■株式会社テリロジーについて
株式会社テリロジーは、1989年に会社設立、セキュリティ、ネットワーク、モニタリング、ソリューションサービスの４つのセグメントを中核に、市場および顧客ニーズに対応したハードウェアからソフトウェア、サービス提供までの幅広い製品を取り扱うテクノロジーバリュークリエイターです。顧客は大企業や通信事業者を中心に300社を超え、ネットワーク関連ビジネスならびにサイバーセキュリティ分野にて豊富な経験と実績を有しています。
（https://www.terilogy.com/）



【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
株式会社テリロジー
事業推進本部　OT/IoT セキュリティ事業部
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【報道関係者お問い合わせ先】
株式会社テリロジー
広報宣伝担当 齋藤
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情報提供元：PRTIMES
本リリースの掲載元：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000075.000017278.html