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10/11は国際ガールズデー:レジリエントな社会づくりに、女の子の力を【プレスリリース】

(2017/10/11)

カテゴリ:その他

リリース発行企業:公益財団法人日本ユニセフ協会

10/11は国際ガールズデー:レジリエントな社会づくりに、女の子の力を【プレスリリース】

キャンペーン動画「FreedomForGirls」公開中


小学校に通うエチオピアの女の子たち。 (2017年5月撮影) (C) UNICEF_UN064413_Tadesse
【2017年10月11日 ニューヨーク/東京発】

10月11日の「国際ガールズデー(International Day of the Girl)」に際し、ユニセフ(国連児童基金)は今年、「EMPOWER girls: Emergency response and resilience planning(女の子に力を:緊急時下の対応と回復力の構築)」をテーマに、特に危機下において女の子たちが直面する課題を訴えています。

いま、世界で20億人もの人々が紛争や暴力の影響を受けている国々で暮らし、毎年2億人が自然災害によって被災しています。2016年には、およそ5億3,500万人の子どもたちが、紛争、災害、感染症の流行などなんらかの緊急事態下にある国に暮らしており、それは子どもの4人に1人に相当します。世界に広がるこうした危機の混乱の中で、女の子は女の子であるというだけで、性的搾取を含む暴力、教育の途絶、児童婚や人身売買などへのリスクが高まります。たとえば、紛争時に学校へ通えなくなるリスクは、男の子に比べ女の子は2.5倍高いと言われています。また、今年エチオピアとコンゴ民主共和国の紛争の影響を受けている地域で行われた調査によると、52%の女の子が、過去1年間になんらかの暴力の被害を受けたと報告されています。

しかし、女の子には、苦境から立ち上がり回復する力があります。女の子たちとともに、女の子のニーズに対応した長期的な解決策を見出すことは、緊急事態への備え、対応、その後の復興をより強固にし、女の子たち自身にとってもコミュニティの人々にとっても、より良い未来につながります。

兵士に捕らえられ暴力を目にしたガブリエルちゃんの1番の願いは、教育を受けること(コンゴ民主共和国)。 (2017年8月撮影) (C) UNICEF_UN0120305_Rose
シリア難民でもあるユニセフ親善大使のマズーン・メレハン氏は、国際ガールズデーに際してこう述べています。


「私にとって、女の子の自由とは、すべての女の子が、たとえ危機の中にあっても良い教育を受けられるようになったとき、はじめて叶うものです。私の母国シリアで紛争が始まり、学校に行けなくなったのは13歳の時でした。いま、私は英国で学校に通っています。私は、とても幸運な一人です。私たちは、全ての女の子が学校に通い、夢を叶えられるよう、もっと努力しなければなりません」

* * *

■キャンペーン動画「FreedomForGirls」公開
https://youtu.be/3BMgV8jj9IU

ユニセフ等国連機関や国際NGOは今日、歌手ビヨンセが歌う「Freedom」を使用したキャンペーン動画を公開しました。映像の後半には、女の子たちが直面している状況について下記のデータが紹介されています。

女の子への暴力:5分にひとり、暴力によって女の子が命を落としている
児童婚:女の子4人にひとりは、児童婚を経験する
人身売買:人身売買被害者の71%は女性である
FGM(女性性器切除):6,300万人の女の子たちが、FGMを受けている
教育:学校に行くことができない女の子は、1億3,000万人いる
HIV/エイズ:女の子は、HIVに感染するリスクが2倍高い


* * *

■ユニセフについて
ユニセフ(UNICEF:国際連合児童基金)は、すべての子どもの権利と健やかな成長を促進するために活動する国連機関です。現在190の国と地域※で、多くのパートナーと協力し、その理念を様々な形で具体的な行動に移しています。特に、最も困難な立場にある子どもたちへの支援に重点を置きながら、世界中のあらゆる場所で、すべての子どもたちのために活動しています。(www.unicef.org)
※ユニセフ国内委員会(ユニセフ協会)が活動する34の国と地域を含みます
※ユニセフの活動資金は、すべて個人や企業・団体からの募金や各国政府からの任意拠出金で支えられています

■日本ユニセフ協会について
公益財団法人 日本ユニセフ協会は、先進工業国34の国と地域にあるユニセフ国内委員会のひとつで、日本国内において民間として唯一ユニセフを代表する組織として、ユニセフ活動の広報、募金活動、政策提言(アドボカシー)を担っています。 (www.unicef.or.jp)

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