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(2018/6/26)
カテゴリ:調査レポート
リリース発行企業:株式会社アムタス
~10人に1人がママ友トラブルにあっている!~
株式会社アムタス(東京都渋谷区 代表取締役社長 黒田淳)が提供する電子コミック配信サービス「めちゃコミック(めちゃコミ)」では会員を対象に、「ママ友」に関するアンケートを行いました。その調査結果を報告いたします。
<調査サマリー>
1.あなたには何でも話せるママ友はいますか? ママ友の平均人数は2、3人!
2. ママ友との話題は「教育や子どもに関する悩み」が1位
3. 仲間外れ、嫌がらせ…ママ友とトラブルがあった人は10人に1人!
4. それでもママ友が必要だと答えた人は、子どもあり67%・子ども無し46%
5. ママ友との付き合いで気を付けていること…意外にも「自慢話を控える」がトップ!
6. ママ友問題に悩んだら…ママ奮闘のおすすめ漫画を教えて!
<調査概要>
・調査時期 :2018年2月28日(水)~2018年3月1日(木)
・調査方法 :インターネット調査
・調査人数 :2,102名(女性:1,987名 男性:115名)(既婚者:1,292名 未婚者:810名)
・調査対象 :めちゃコミック会員
※本リリースの調査結果・グラフをご利用いただく際は、必ず【めちゃコミック調べ】とご明記ください。
<調査結果>
1.あなたには何でも話せるママ友はいますか? ママ友の平均人数は2、3人!
子育てに悩みはつきもの。今回は、そんなときに相談できる頼れる存在、ママ友たちとの関係についてピックアップ。ママ友の実情を大調査しました!
まずは、既婚者・子持ちの方に「ママ友はいますか?」と聞いてみました。すると半数の方が「いる」と回答。
ママ友の平均人数は、「2~3人」が一番多く、次いで「4~9人」という人が多いようでした。ママ友は必ずしも同じグループ内というわけではなく、個々での付き合いのママが複数いるなど、人によってさまざま。
「私は気兼ねなく話せるママ友は1人だけだからトラブルや面倒はないけど、周りのママ友グループを見ていると、合う・合わないが出てきて大変そう」(35歳/専業主婦)
上のように、グループに属せず一対一での付き合いを大事にする場合と、ある一定のママ友グループの中で行動をする場合の2パターンがあるようです。
出産や育児に関するコミックエッセイを中心に、漫画家・イラストレーターとして幅広く活動する赤星ポテ子さんに、それぞれのメリット・デメリットについて聞いてみました。
「一対一など少人数でのお付き合いの場合、相手とじっくりお話ができるので、大勢でワイワイ話すよりもより深く相手のことを知ることができるのがメリットです。
私自身、9年間の結婚生活を経て別居をはじめたばかり。別居前、親身になって相談に乗ってくれたのは同じ保育園のシングルマザーでした。別居や離婚といった家庭の事情に踏み込んだ話は、信頼のおける相手でないと相談ができません。
でも、せっかく気の合うママ友が出来ても、ふとしたきっかけでケンカ別れになってしまったり、転勤や進学などで疎遠になることも。そうなると孤立してしまい、子育てに関する情報を得られにくい環境になってしまうデメリットもあります。
一方、グループでのお付き合いをする場合は、大人数とかかわりを持つことで、子どものためになる情報をたくさん集めやすいのがメリットです。また、いざという時に頼れる人が多ければ多いほど、園や学校生活がスムーズに!
しかし、うっかり集団行動が好きなグループに入ってしまうと、ランチ、習い事、お買い物などなんでも一緒!…と常にみんなと合わせなくてはいけなくなり、それがストレスになってしまうかもしれません」(赤星さん)
2.ママ友との話題は「教育や子どもに関する悩み」がトップ
ママ友とは、幼稚園のお迎え時などでの「立ち話」や、「メールやSNS上でのやりとり」をすることが多いようです。
「その他」と答えた人に、具体的にどんなことをするのか聞いてみました。
「自分の体調が優れないとき、習い事の送り迎えをお願いしたりする」(31歳/専業主婦)
お互い子育てに協力し合っているようです。
「近所の児童館や公園で、子どもと一緒に遊ぶ」(32歳/会社員)
「子育て支援センターで、子どもを見ながら世間話」(33歳/専業主婦)
ママ友と一緒に子育て支援センターや児童館を利用する人も多い様子。
「どちらかの家で、子どもを連れてお泊まり&宅飲み」(34歳/その他/子持ち)
「家族ぐるみで、家で飲み会」(37歳/会社員/子持ち)
親は飲み会・子どもはお泊り会という流れも、鉄板コースのひとつみたいです。
ママ友たちとはどんな話をしているのでしょうか?
やはりママたちのコミュニティとあって、「教育・子どもに関する悩み」がトップでした。
「その他」と回答した人たちは、どんなことを話すのか聞いてみました。
「職場復帰の仕方やタイミングなど」(29歳/会社員)「仕事と家庭の両立についての悩み」(44歳/会社員)など、働くママたちは仕事の悩みもママ友に相談することがあるようです。
他には、「当たり障りのない世間話」(44歳/会社員)など、一線を引いたお付き合いをしていることがうかがえる回答が目立ちました。「自分自身の友達とは別物。ママ友とはママ友特有の付き合い方があると思う」(47歳/専業主婦)などの意見からも見えるように、「ママ友と友達は別物」と考えるママたちが多い様子。この心理はどういったものなのでしょうか?
「ママ友とは、子どもを通じてできた人間関係であって、ママ自身の趣味や考え方でつながった友達ではありません。あくまで子どもの情報交換や地域での交流を円滑に進めるためのものです。ママ友のほとんどのケースは子供が大きくなるにつれ、徐々に疎遠になっていきます。もちろんママ友の中には、一歩踏み込んでなんでも話せる関係になり、ママ友のママが取れて本当の「友達」へと発展することもあります」(赤星さん)
3. 仲間外れ、嫌がらせ…ママ友とトラブルがあった人は10人に1人!
おそらく、まだ子どものいない方も気になっているであろうことトップの「ママ友とのトラブル問題」。
意外にも、実際にトラブルを経験した人は10人に1人なのだそう。
赤星さん自身もママ友トラブルに巻き込まれた経験があるそうで、このアンケート結果は予想より少なく感じたそうです。
「トラブルをなるべく起こさないため、深入りしないように気をつけている人が多いからではないか?」と赤星さんは考察します。
「ママ友とトラブルになったことがある」と答えた人に、実際にどんなトラブルに巻き込まれてしまったのか聞いてみました。
「自宅を無料の託児所代わりに使われそうになった」(36歳/専業主婦)
「ママ友の家に子どもを連れて何人かで遊んでいたら、呼ばれていない親子が涙ながらに乗り込んできた。結局お願いされてその子どもも一緒に遊んであげたが、楽しい雰囲気が台無しになった」(42歳/会社員)
「ある日突然、一人のママ友から無視されるようになった。一緒に遊びに行ったりするほど仲が良かったのに、理由はわからず」(40歳/パート)
モンスターペアレントがいたり、理不尽な嫌がらせを受けたりと、ママ友同士の問題は尽きません。でも、今回の調査では、実際にトラブルに巻き込まれたのはごく少数。かなりの確率でママ友問題は回避できるということですが、トラブルに巻き込まれないためには、どんなことを心がければ良いのでしょうか。赤星さんに聞いてみました。
「トラブル回避のためには、ママグループに深入りせず、当たり障りなく付き合うのが手っ取り早い自己防衛です。特に噂話が好きなママグループには、最初から距離を置きましょう。夫婦関係や子供に関する悩みなど、うっかり気を許して話してしまうと、話に尾ひれがつきかねません。もちろん、信用できるママ友もいますが、それを見極められるまで“見ざる・言わざる・聞かざる”の精神で付き合うのが良いでしょう」(赤星さん)
赤星さんが、実際に経験したママ友トラブルについても聞いてみました。
「私は漫画家という仕事柄、公の場で自分のプライベートを切り売りしているような状況です。ネットでの発言を快く思わなかった近所のママ友に「マウンティングしている」と悪口をSNSに書かれたことがありました。もともと普段から悪口が多く付き合いづらいと思っていたので、これを機にSNSをブロック。子どもが通っている保育園も学区も違うので、今後学校が一緒になることはないと、思い切って関係を断ちました」(赤星さん)
近所のママ友のSNSをブロックすることはなかなか出来ないかもしれませんが、関係を切っても害はないと感じた場合、思い切ってそうした行動を起こすのも一つの防衛策かもしれませんね。
4. それでもママ友が必要だと答えた人は、子どもあり67%・子ども無し46%
「トラブルに巻き込まれるくらいなら、ママ友なんていらない!」そう考えてしまう人も多いのではないでしょうか。
実際にママ友の必要性について聞いてみると、子どもあり・子ども無しで回答結果に差がみられました。
子持ちの方は、7割近くの方が「ママ友は必要」と回答。
必要と答えた理由についても聞いてみました。
ママ友が必要な理由については回答結果にあまり差が見られず、「情報交換ができる」がトップ。
では、なぜ子どもあり・子ども無しで「ママ友が必要」と回答した比率に差があったのでしょうか? ご自身も1児の母である赤星さんは、こう語ります。
「私自身、子どもができるまでは、“ママ友の人間関係なんて煩わしいし必要ない”と思っていました。妊娠初期は夫の協力とネット検索だけで乗り切れると思っていましたが、はじめての妊娠・出産・育児は、すべてが未知数。育児の相談ごとや、お薦めの小児科や保育園などの地域に関する情報は、すべて近所のママさんに頼らせてもらいました。特に地域の情報収集はネットだけでは限界があり、地元の口コミに勝るものはありません」(赤星さん)
また、ママ友不要派の方の意見も聞いてみました。
こちらは子どもあり・子ども無しどちらも回答結果に開きは見られませんでした。
しかし、「揉めたときに面倒」「子どもも関係するので距離感が難しい」がトップと並んでいるところを見ると、よりリアルな意見なのかもしれません。
5. ママ友との付き合いで気を付けていること…意外にも「自慢話を控える」がトップ!
ママ友とも、付き合い方次第ではトラブルに巻き込まれることなくいい関係を築けるはず。
そこで、普段ママ友との付き合いで気を付けていることについて聞いてみると、「自慢話は控える」がトップという結果に。
なぜ自慢話を控えることが、ママ友との付き合いに影響を与えるのでしょうか?
赤星さんによると、「お金の話にまつわる、旦那の職業や年収。そして学校や塾の成績など、子どもに関する自慢話は気を付けましょう。たとえ自慢話をしているつもりでなくても、相手がそう受け取って不快になる場合もあります。プライベートな話は言わない・聞かないがベターです」とのことです。
また、「その他」と回答した人に、どんなことに気を付けているか聞いてみました。
「不妊やお金の話など、相手がされて嫌な話題を出さないようにする」(28歳/パート)
「子供がお世話になったときは、必ず当日にLINEでお礼。仕事が休みで自分が動けるときは、子供たちを誘って出掛けたり…いつも周りに頼りっぱなしなので、動ける時は積極的に動くようにしてます」(37歳/会社員)
こうした気遣いや助け合いの気持ちは、「ママ友とか関係無く、人付き合いの基本だと思うから」(39歳/専業主婦)というように、人間関係そのものを円満にする秘訣ですよね。
6. ママ友問題に悩んだら…ママ奮闘のおすすめ漫画を教えて!
それでもママ友たちとの関係に悩んだら、漫画を読んで気分転換しちゃいましょう!
育児に奮闘するママやパパを描いたおすすめ漫画をご紹介します。
●「ママはテンパリスト」(東村アキコ/集英社)
革命的面白さの、新世代育児エッセイ! 漫画連載を多数かかえる作者は、初育児に毎日テンパりまくり(=あわてて動揺する)!! 息子ごっちゃんの、予想を裏切る驚愕リアクションの数々…。そのデンジャーな魅力に、やみつきになる!
●「甘々と稲妻」(雨隠ギド/講談社)
妻を亡くし、ひとりで娘の子育てに奮戦する数学教師・犬塚(いぬづか)。料理が苦手で小食で味オンチな彼は、ひょんなことから教え子・飯田小鳥(いいだ・ことり)と、一緒にごはんを作って娘と3人で食べることに!! 月刊「good!アフタヌーン」誌上で連載開始当初から話題沸騰! 愛娘&女子高生と囲む、両手に花の食卓ドラマ、開幕です!!
●「赤ちゃんと僕」(羅川真里茂/白泉社)
榎木家にはママがいない。パパはやさしいけど忙しいから、小さい実の面倒を見るのは拓也の仕事…。らがぴーの子供パラダイス!
まとめ
近年、ママ友に関して悪いイメージを持ってしまいがちですが、情報共有や困ったときの助け合いなど、決して悪いことばかりではありません。どうしても孤独になりがちな出産・育児こそ、心を許しあえる同士を見つけて協力し合いましょう!
<監修者:赤星ポテ子>
イラストレーター&漫画家。武蔵野美術大学卒。破天荒な5歳児の息子に振り回される日々。近所にママ友が出来るまでに3年もかかるほど、女同士づきあいが苦手。
【著書】
「ベビ待ちバイブル」「マンガ解説よくわかる!妊娠と出産」「子どもにちゃんと伝わるお金のしつけ」(共著)
【Twitter】
@akahoshi_poteco
【Instagram】
@akahoshi_poteco
【絵日記】
http://akahoshi-poteco.com/
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