東北大学の中山耕輔助教と高橋隆教授らの研究グループは、鉄系の高温超電導体において、超電導になる温度(転移温度)の上昇を妨げる原因を突き止めた。新しいエネルギー技術の開発に向け、より高い...

東京大学の尾嶋正治教授らは、液体窒素を使いマイナス200度C付近まで冷やすことで超電導状態になる「高温超電導」材料の実現につながる要素技術を開発した。... 「(磁石の元になる)磁性体...

鉄が超電導になるというこれまでの常識を覆した鉄系高温超電導体の発見は、今や東京工業大学の細野秀雄教授の代名詞だ。... だが細野教授の専門は超電導ではない。... 07年には、電気を流さない代表的な物...

一方、超音波を使ったユニークな手法で酸化物の生産プロセスの効率化に向けた研究も進めている。... 燃料電池や高温超電導の材料も手がけており、対象は幅広い。... これに対し、同研究室で検討する超音波法...

高温超電導体などさまざまな磁性を持つ物性の研究が進むと期待される。

86年にはベドノルツとミューラーが銅酸化物超電導体を発見、高温超電導フィーバーが起こった。... 鉄は磁性元素であり常識では最も超電導になじみにくい元素であったため、驚きを持って迎えられ、世界の超電導...

イッテルビウム系化合物において、既存の金属状態である「フェルミ液体」と「超電導体」に代わる、第3の金属状態(量子臨界相)が見つかる実験的な証拠になるという。また、量子臨界現象の理解が進...

一方、フジクラはマイナス200度C以上の温度で超電導現象を起こす「高温超電導線」に希土類のイットリウムを添加。... 高温超電導材料より低い温度(マイナス269度)で抵抗が消える「低温...

古河電気工業は電力網の瞬間的な電圧低下(瞬低)を防ぐため、低い温度で電気抵抗がゼロになる高温超電導の膜を使った「限流器」を2012年中に開発する。... 古河電工はイットリウム系の高温...

住友電気工業は比較的高い温度で電気抵抗がゼロになり強い磁場を発生する高温超電導線を使った電磁石を開発した。... 住友電工のビスマス(Bi)系高温超電導線「DI―BSCCO(デ...

住友電工は独の誘導加熱装置メーカーにビスマス系と呼ぶ銅酸化物を材料にした高温超電導線を供給することで合意した。... ゼナジー社は従来、他社の高温超電導線を使用していたが、強度や効率が良いことを評価し...

高輝度光科学研究センターは米ミシガン大学、中国の浙江大学と共同で、18K(Kは絶対温度、0Kはマイナス273度C)付近で超電導状態が一時的に消失する鉄系高温超電導体の鉄原子の役割を突き...

東北大学大学院理学研究科の中山耕輔研究員と同原子分子材料科学高等研究機構の高橋隆教授らの研究グループは、鉄を含む高温超電導体の発現機構が、物質の種類によらずに共通の枠組みで理解できることを明らかにした...

同構造を持つ反強磁性体を使った、高温超電導などの電子物性が明らかになると期待される。 ... スピンが重要な役割を担う高温超電導などの解明などに役立つと期待される。

十倉教授は高温超電導の研究を経て、90年代に遷移金属酸化物の研究に乗り出した。

住友電気工業は4日、米コブハムの電磁場解析プログラムに高温超電導線の物質特性データを提供したと発表した。... 高温超電導線を使ったアプリケーションの新規開発、普及に弾みをつける。 ... 住...

高温超電導が発現する仕組みの解明につながるほか、新しい磁気制御素子や磁気記憶素子に応用できる可能性もある。

大阪大学の安藤陽一教授、瀬川耕司准教授らと東北大学などのグループは、銅酸化物で高温超電導が起こる舞台となる「モット絶縁体」の新たな性質を見つけた。... 銅酸化物の高温超電導が起こる仕組みの解明につな...

【挑戦研究】▽走行中非接触給電システム(昭和飛行機工業、東北大、日産自動車) 【先導研究】▽省エネルギー・フィルム型超大画面プラズマチューブアレイの超高精細化技術(篠田...

米国のコーネル大学、ブルックヘブン国立研究所、ロスアラモス国立研究所、カナダのマクマスター大学などは、特定の化合物で電子が電導性を保ちながら、見かけ上の質量が自由電子の1000倍も重くなり、移動速度が...