(2025/1/7 05:00)
東京証券取引所は6日、2025年最初の取引「大発会」を迎えた。日本取引所グループの山道裕己最高経営責任者(CEO)は巳(み)年を踏まえ「今年は昨年から一皮むけて成長したマーケットとなることを期待したい」とあいさつした。
世界で不確実性が高まる中で迎えた25年。山道CEOは市場のリスクについて「トランプ次期政権の政策動向に注目している」と続けた。予測不能なトランプ氏の言動には株価も振り回されかねない。先行きには警戒したい。
24年は、1989年12月に付けた史上最高値3万8915円を2月に34年ぶりに更新し、7月には4万2000円を超えた。急落の局面もあったものの、おおむね好調に推移していた。
株高を支えた要因の一つが、旺盛な自社株買い。24年は3年連続で過去最高額を更新したもようで、東証が23年に要請した「株価を意識した経営」が定着してきたことを物語る。
他方、24年は1年間で94社が上場廃止となった。東証と大阪証券取引所が統合した13年以降で最多だ。経営の自由度を求めて非上場化した企業もある。株価や株主還元などの短期的な視点でなく、中長期で経営改革に取り組む非上場化が増えるのかも注目したい。
(2025/1/7 05:00)
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