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[ 医療・健康・食品 ]
(2015/12/3 05:00)
ブランド米にとどまらないコメ品種の多様化が進んでいる。カレーライス用の「華麗米」、すし用の「笑みの絆」、リゾット用の「和みリゾット」といった外食・中食分野用のコメだ。減反制度廃止や環太平洋連携協定(TPP)も見据えた自由化が進む中、新たなニーズに応えるコメ品種の開発・栽培も重要な生き残り戦略になる。
「外食・中食のコメ消費は主食用米の3分の1を占め、さらに拡大中。だが農家が作付けする品種はコシヒカリなどのブランド米ばかり。外食・中食が求めるコメとのギャップが広がりつつある」。農研機構中央農業総合研究センターの前田英郎上席研究員は指摘する。全国で栽培されるコメ品種の1位はコシヒカリで作付け比率36%、2位以下はひとめぼれ、ヒノヒカリ、あきたこまち、ななつぼしといずれもコシヒカリの系統を引く品種が続く。コシヒカリ系の占める比率は実に約8割と、コメ農家の大半がコシヒカリを作っている状況だ。
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(2015/12/3 05:00)
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- すし用、カレー用、リゾット用…。コメ品種多様化が生き残りの鍵!?