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[ 商社・流通・サービス ]
(2015/12/9 05:00)
百貨店の海外事業が苦戦している。三越伊勢丹ホールディングス(HD)のシンガポール事業は損失が大幅に拡大し、2012年に開業した上海高島屋も赤字が続く。国内の都心店舗は訪日外国人による「爆買い」に沸いているが、”日本の百貨店“ブランドが外国人に受け入れられているとは、必ずしも言えない。
「一番(に)課題認識している。赤字に転落する可能性が高い」。三越伊勢丹HDの大西洋社長は海外事業について、11月に開いた15年4―9月期決算会見で危機感をにじませた。特にシンガポール伊勢丹の営業損失は前年同期比5億円増の7億円に膨らんだ。立て直しに向け、現地調達品を減らし、日本の商品統括部が供給する商品を増やす。
海外事業では3年間に約200億円を投資し、新興国では不動産開発で収益を得る方針だ。「5―10年後を考えた時、百貨店がそのまま出ても難しい。シンガポール高島屋も利益が出るまで10年掛かったが、(子...
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(2015/12/9 05:00)
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