[ 科学技術・大学 ]

JAXA、閉鎖空間でストレス実験‐宇宙飛行士向け評価手法開発へ

(2015/12/28 05:00)

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、国際宇宙ステーション(ISS)での宇宙飛行士の精神心理的ストレス状態の評価手法の開発を目的に、閉鎖空間環境でのストレスのマーカー(指標)を調べる研究に乗り出す。被験者に閉鎖空間での作業や制限によるストレスをかけ、血液中のたんぱく質や声のトーン、表情などの変化を調べる。その中から最適な測定項目を特定し、宇宙飛行士の健康管理手法の開発につなげる。(冨井哲雄)

将来、ISSだけでなく長期の宇宙滞在にも適用できる手法としても使える可能性がある。古川聡宇宙飛行士は「私も宇宙空間でストレスを感じた宇宙飛行士の一人。宇宙飛行士のストレスを解消する研究も行いたい」と強調する。

筑波宇宙センター(茨城県つくば市)内の閉鎖環境適応訓練設備を利用する。1回目の実験の被験者として健康な成人男性8人を募集・選抜し、2016年2月5日から2週間閉鎖実験を実施する。

単純作業や...

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(2015/12/28 05:00)

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  • 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、宇宙飛行士のストレス状態の評価手法を開発するため、閉鎖空間環境でのストレスのマーカー(指標)の調査研究に乗り出す。生体分子の変化などを利用し、客観的な健康管理手法の開発につなげる。

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