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[ 化学・金属・繊維 ]
(2016/1/1 05:00)
理化学研究所は31日、加速器で人工合成に成功した原子番号113番の新元素について、国際純正・応用化学連合(IUPAC)に発見者として命名権を認められたと発表した。元素の周期表に載ることになり、アジアで初めての快挙。
113番元素は周期表ではホウ素やアルミニウムなどと同じ13族。理研の森田浩介グループディレクター(九州大教授兼任)らは2003年から、亜鉛(原子番号=陽子数30)の原子核を加速してビスマス(同83)の標的に衝突させ、完全融合させる実験を始めた。
04年と05年、12年に1個ずつ、計3個の合成に成功。このうち3個目は、合成できた直後にヘリウム(同2)原子核を放出するアルファ崩壊を6回繰り返し、メンデレビウム(同101)まで6種類の元素に次々に変わる過程を観測できたため、成功が確実となっていた。
ロシアのフレロフ核反応研究所と米ローレンス・リバモア研究所などの共同研究グループ...
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(2016/1/1 05:00)
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