[ 科学技術・大学 ]

JAXA、「金星の極域」高温になる仕組みを解明

(2016/2/2 05:00)

宇宙航空研究開発機構(JAXA)の安藤紘基宇宙航空プロジェクト研究員らは、金星の北極と南極の極域が高温になる仕組みを明らかにした。海洋研究開発機構の新型スーパーコンピューター「地球シミュレータ」を利用して金星上空の大気に生じる気温分布を再現し、高温領域の生成や維持の仕組みを解明した。

JAXAは4月から、金星探査機「あかつき」で金星の本格的な観測を始める予定だ。今回の理論モデルで観測データを解釈し、金星の大気や気象の仕組みの解明につなげる。

金星は地球と大きさなどが似ており「双子星」と呼ばれている。だが金星は大気の95%を二酸化炭素(CO2)が占め、上空を分厚い濃硫酸の雲が覆うなど性質はかなり異なる。今後、地球上でCO2や硫酸塩を含むエアロゾルが増加した際、地球の気象がどのように変化するかに関する予測に役立つ可能性がある。

地球の大気のモデルに金星のパラメーター(設定値)を導入し解析...

(残り:206文字/本文:606文字)

(2016/2/2 05:00)

※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。

Journagram→ Journagramとは

科学技術・大学のニュース一覧

おすすめコンテンツ

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

GD&T(幾何公差設計法)活用術

GD&T(幾何公差設計法)活用術

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン