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[ 科学技術・大学 ]
(2016/2/26 05:00)
東京大学生産技術研究所都市基盤安全工学国際研究センターの加藤孝明准教授らは、東京消防庁などと共同で地震火災発生時の人の避難行動について、コンピューター上の仮想的な世界(仮想現実)を使って検証する実験を始めた。人が避難行動を始める際の火災現場までの距離などを調べる。東京都が2018年頃の改定を検討する避難場所などでの活用を目指す。
総務省消防庁の「消防防災科学技術研究推進制度」で実施。装着すると、360度の仮想現実が体感できるヘッドマウントディスプレーを使う。仮想現実は首都直下地震に伴う火災で、大規模な被害が懸念される東京・山の手地区を再現した。
仮想現実内で火災を発生させ、煙や火がどの程度近づいた時に避難するかなどを検証する。共同研究者を対象に予備実験を進めており、16年度には一般人を対象に行う予定。100人以上のデータを集め、火災時の人の行動特性を分析する。
結果については、地震火...
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(2016/2/26 05:00)
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- 東京大学生産技術研究所は東京消防庁などと共同で、地震火災発生時の人の避難行動について、コンピューター上の仮想的な世界(仮想現実)を使って検証する実験を始めた。東京都の避難場所などへの活用を見込んでいる。
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