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[ 科学技術・大学 ]
(2016/3/1 05:00)
ゲリラ豪雨の発生を数分前に予測し、情報提供する手法の実用化が近づいている。関東や関西で昨夏―秋に行った実証実験では、新型レーダーによる観測データを使って予測したところ、的中率が約80%に達した。情報提供により事前に対策を促す効果があることも判明。近年、ゲリラ豪雨に伴う急な河川の増水などによる死亡事故が発生している。人命を脅かす異常気象から身を守るツールとして、予測情報に対する期待が高まっている。(葭本隆太)
【2000人参加】
防災科学技術研究所は、日本気象協会と共同で1都3県などを対象に実証実験を実施。時間雨量30ミリメートル以上の豪雨が20分以内に発生する可能性を予測し、約2000人の参加者にメールで通知した。
予測には、地表に落ちる前の上空の雨粒の積算量(VIL)などを利用。事前に設定した基準値を超えた際に、20分後までに豪雨が発生すると判断した。
予測精度を参加者にアン...
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(2016/3/1 05:00)
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- ゲリラ豪雨の発生を数分前に予測し、情報提供する手法の実用化が近づいている。実証実験での的中率が向上。情報提供によって対策が促されることも判明している。甚大な被害から身を守るためのツールとなるか。
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