[ 化学・金属・繊維 ]

日化協、IoTで安全対策−石化コンビナート 18年度にも実証試験

(2016/3/25 05:00)

日本化学工業協会はモノのインターネット(IoT)を用いた安全対策を実証する石油化学コンビナートの選定に乗り出す。2016年度に検討チームを結成して詳細を決め、18年度までに実証試験の実施を目指す。コンビナート入居各社の稼働データをIoTで共有化して分析することで、事故のわずかな予兆を察知し、最適なメンテナンス時期も割り出せるようにする。

日化協は15年10月に国内化学大手10社が参加し、IoTを化学産業で活用するための特別チームを発足した。コンビナート入居各社が持つ各種設備の稼働データをインターネット経由で集め、ビッグデータ(大量データ)として安全対策に活用できる共通基盤を構築する意見が出された。

16年度は具体案を策定する検討チームを設け、国内コンビナートに実証試験の実施を求める。4月に三菱化学と旭化成がエチレン生産設備の共同運用を始める水島コンビナート(岡山県倉敷市)、複数のエ...

(残り:348文字/本文:748文字)

(2016/3/25 05:00)

※このニュースの記事本文は、会員登録 することでご覧いただけます。

ログインするとこんな内容・詳細が読めます

  • 日本化学工業協会は、モノのインターネット(IoT)を活用して石油化学コンビナートの安全対策を実証する。検討チームを結成し、18年度までに実証試験の実施を目指す。なぜ今、こうした安全対策が必要なのか?

Journagram→ Journagramとは

素材・ヘルスケア・環境のニュース一覧

おすすめコンテンツ

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

「現場のプロ」×「DXリーダー」を育てる 決定版 学び直しのカイゼン全書

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

2025年度版 技術士第二次試験「建設部門」<必須科目>論文対策キーワード

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

技術士第二次試験「総合技術監理部門」択一式問題150選&論文試験対策 第3版

GD&T(幾何公差設計法)活用術

GD&T(幾何公差設計法)活用術

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

NCプログラムの基礎〜マシニングセンタ編 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

金属加工シリーズ 研削加工の基礎 上巻

ご存知ですか?記事のご利用について

カレンダーから探す

閲覧ランキング
  • 今日
  • 今週

ソーシャルメディア

電子版からのお知らせ

日刊工業新聞社トピックス

セミナースケジュール

イベントスケジュール

もっと見る

PR

おすすめの本・雑誌・DVD

ニュースイッチ

企業リリース Powered by PR TIMES

大規模自然災害時の臨時ID発行はこちら

日刊工業新聞社関連サイト・サービス

マイクリップ機能は会員限定サービスです。

有料購読会員は最大300件の記事を保存することができます。

ログイン