[ 機械 ]
(2016/4/27 05:00)
日刊工業新聞社は5月12、13の両日に大田区産業プラザPiO(東京都大田区)で、「試作市場2016」「微細・精密加工技術展2016」を開く。少量・特殊加工に強みを持つ企業と微細・精密加工を得意とする企業が集まった専門展で、両展を合わせて75社・団体が出展する。開幕に先立ち、出展社の最新技術と製品を紹介する。
【白銅/3Dプリンターで金属受託造形】
白銅(東京都千代田区、03・5223・8919)は、3Dシステムズ社製の金属3Dプリンター「ProX300=写真」を使用した金属パーツの受託製造を行っている。マルエージング鋼に加えステンレス鋼の取り扱いも始めた。今回は同社で積層造形したサンプル品を展示するほか、具体的な商談も受け付ける。
【コナンモデル/「ブロー注型」一体加工実現】
コナンモデル(滋賀県野洲市、077・518・2521)は、注型一体加工方法である「ブロー注型」により、これまでブロー成形以外では困難であった形状物の作製を可能にした(写真)。ブロー注型を活用することで、シリコンやウレタンのほかABS、PP相当品の一体加工に加え、肉厚の均一化も実現している。
【C&Gシステムズ/短納期生産システムを披露】
C&Gシステムズ(東京都品川区、03・6864・0790)は、ローランド ディー.ジー.、ストラタシス・ジャパン、データ・デザイン、スワニーと共同で出展。今回、スワニーの「ハイブリッドモールドシステム」を紹介する。切削加工による簡易型と、デジタルモールド技術をかけ合わせることにより、短納期生産を実現させたマスカスタマイゼーションのシステム提案で、機器を時系列形式で展示し、生産実演も行う。
【積進/MC加工技術サンプル展示】
積進(京都府京丹後市、0772・62・1020)は、リニアモーター駆動マシニングセンター(MC)やドイツ製5軸MCによる加工技術サンプル(写真)を展示する。同社は単発の試作や加工に力を入れ、アルミやチタン、タングステンなどで航空・宇宙関連をはじめ精密機器や自動車など幅広い業界で実績を誇っている。
(2016/4/27 05:00)