【熊本地震】林経産相、相談体制の強化表明−被災商店街・中小を訪問

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  メッキライン工場の被災と復旧の状況について説明を受ける林経産相（左から２人目）

林幹雄経済産業相は熊本地震の被災事業者の実態を把握し、復興支援の取り組みを伝えるため、熊本県庁と被災した地元商店街や中小企業を訪問した。

熊本県庁では蒲島郁夫知事や中小企業支援機関の関係者と面談した。蒲島知事は「省庁の垣根を越えてハード、ソフトの両面から総合的な支援をお願いする」と要望。これに対して林経産相は「中小企業ワンストップ特別相談会に相談員や中小企業基盤整備機構の専門家を派遣し、きちんと対応する」と、被災した事業経営者に対する相談体制強化を表明した。また「経産省として、やれるものは何でもやる気構え」と決意を表した。

林経産相はその後、熊本市東区の熊本総合鉄工団地にある熊防メタルを訪問。メッキライン工場の被害と復旧状況を見学した。前田博明社長は「被災した建物や設備だけでなく、従業員の健康や生活不安について伝えた。大臣は『雇用維持のため補助制度などを検討する』と応えてくれた」と大臣との意見交換を喜んだ。（熊本）