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(2016/5/20 05:00)
工学院大学は、同大学建築学部の鈴木敏彦教授が開発した段ボール製の組み立て式個室「ダンボールシェルター」を、熊本地震の避難所6カ所に計140個提供した。同個室は屋根付きの「小さな家」のような形状が特徴で、体育館などに避難する被災者のプライベートを確保できる。
納入品の大きさは、1室当たり幅1メートル×奥行き2メートル×高さ最大2メートル。寝室や更衣室、診療室などとしての用途を想定している。
同個室の提供については、同学部同窓会の寄付金を基に活動を進めた。各避難所への搬入・設置作業では、同大学校友会熊本県支部と戸田建設九州支店が協力した。今後も他の避難所への提供を予定している。
ダンボールシェルターは、2011年3月の東日本大震災が発生した際、避難所の生活環境改善を目的に開発した。床面積や高さが異なる計3種類を用意。同じ段ボール製で屋根がない間仕切り「クロスウォールシステム」も開発済み。
(2016/5/20 05:00)
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