[ 化学・金属・繊維 ]

ニュース拡大鏡/ドラム缶大手、研究開発加速−品質要求・新機能に対応

(2016/6/9 05:00)

ドラム缶メーカー大手が研究開発を強化している。年々、国内市場が縮小する半面、顧客からの品質要求や新機能へのニーズが高まっていることなどに対応するのが狙い。JFEコンテイナーは2016年度の研究開発費を前年度比3割増やし、ICタグ付きドラム缶など新機能商品の開発に力を注ぐ。日鉄住金ドラム(東京都江東区)は開発拠点を新設、拡充し、顧客連携を一層深める構えだ。(編集委員・大橋修)

【プロバイダー】

JFEコンテイナーは「当社は価値のプロバイダー。労務費を除くネットの研究開発費を3割増やし、新機能商品の開発、市場投入を図っていく」(小野定男社長)方針。中でも“コンセプトドラム缶”と呼ぶ提案型商品の開発は「顧客と、ドラム缶でそんなことができるなら、こんなドラム缶はできないかという会話を増やしたい」(同)という狙いから、シーズ先行型で進めた。

一つは天板や胴体にICタグを貼り付け、無線で物流...

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(2016/6/9 05:00)

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