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[ ロボット ]
(2016/7/12 05:00)
中国家電大手の美的集団がドイツのクカに対して実施しているTOB(株式公開買い付け)が、成功する見通しとなった。美的は産業用ロボットで世界トップ級のシェアを誇るクカを傘下に収め、工場自動化(FA)技術を取り込みたい考えだ。ドイツのフォイトなど大株主がTOBに応じたため、持ち株比率が当初目標の30%を超えることが確実となった。FA需要が急拡大する中国の有力企業とクカが組むことで、ロボット業界が大きく変わる可能性がある。(藤崎竜介)
筆頭株主のフォイトと、美的に次ぐ第3位株主である実業家のフリードヘルム・ロー氏が、このほどTOBを受け入れた。これにより美的は、クカ株の35・1%を確保。既存の13・5%と合わせると、持ち株比率はこれだけで48・6%にまで達する。また他の株主も、多くがTOBに応じる見通しだ。
美的とクカはすでに、クカ側の独立性や雇用などを保証する協定を締結済み。このため、ク...
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(2016/7/12 05:00)
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