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(2016/7/14 05:00)
日刊工業新聞社が16日に発行する「型技術8月号」は、「軽量化・高強度化に向けた部材置換技術 〜新素材の特性と成形法〜」を特集する。
近年、自動車業界を中心に、製品の軽量化や高強度化などを目指し、新素材や置換素材を活用する例が増えている。それに対応して、植物由来の高強度材「バイオナノファイバー」やCFRTP(炭素繊維強化熱可塑性プラスチック)といった新素材の開発、チタンなど難加工材の新工法考案が産学で進められている。
特集では、現在の新素材、置換素材の開発動向、それに伴う成形技術の進展を総論と9件の事例で紹介している。
総論は、自動車軽量化の市場動向や海外との比較について三井物産パフォーマンスマテリアルズ本部 シニアマネージャーの大楠恵美氏が報告。CO2削減要請が高まる中、国内外の自動車メーカーが軽量化にどのように取り組んでいるのかが俯瞰できる。
事例では、グラスウールやウィスカ(針状単結晶)など添加剤による樹脂の高機能化のほか、CFRPやアルミニウムなど既存材料の適用状況にも触れている。
(2016/7/14 05:00)